FLYING BURRITO BROTHERS 「THE MASTERS」 early 80's

 オリジナル・アルバムで言うとどの時代なんだろ?
81年の「HEARTS ON THE LINE」から82年の「SUNSET SUNDOWN」
あたりかな。

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 ボクの若い頃は「バリット」だったけど、今は「ブリトゥ」という表記。
途中から呼び名が変わる...グラハム・ナッシュが「グレアム・ナッシュ」、
デュアン・オールマンが「デュエイン・オールマン」など、戸惑うわ。

 それにしても、この空中ブランコのジャケ、どうなん!?

 では「She Belongs To Everyone But You」で。
 https://youtu.be/vCRebJLE49U
PETER GREEN SPLINTER GROUP with NIGEL WATSON
「THE ROBERT JOHNSON SONGBOOK」  1998

 ピーター・グリーンのロバジョン集。

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 2004年にリリースされた、同じくロバジョンを題材にした
E.クラプトンの「ME AND MR. JOHNSON」と聴き比べるのも面白いでしょう。
どちらも60年代末にジョン・メイオール・スクールを卒業したギタリスト。
常に陽の当たる場所に居続けたエリックと、
何度も引退・復帰を繰り返したピーター。

 「Sweet Home Chicago」では、なんとポール・ロヂャーズが唄ってます。
ポールもマディ・ウォーターズの作品集を出したりしてるから、適任!
というか、やっぱ、ポール・ロヂャーズ、上手いわ!!!
DOMINIC MILLER  「SHAPES」  2003

 スティングの右腕とも言えるギタリスト。
英国人だと思ってたんだけど、アルゼンチンなんですよね。
子供の頃からクラシックを勉強してたこともあり、
この4作目のソロ・アルバムの選曲には、何となく納得。

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 「G線上のアリア」「アヴェ・マリア」(スティングとプラシド・ドミンゴが唄)
「ジムノペディ」「月光」などのクラシックをBGM風に聴き易くアレンジ。
そしてスティングと「Shape Of My Heart」も再現してます。
実際、クラシック曲を弾く彼のギターはクラシックのそれではなく、
あくまでも平坦な聴き心地の良いサウンドです。
正直、クラシックの名門 "DECCA" から
このようなアルバムがリリースされたことも驚き!でした。(笑)
GARY MOORE  「CORRIDORS OF POWER」  1982

 『ゲイリー・ムーアが還ってきた。炎のギターをひっさげて!!』


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 ピーター・バラカンさん風に言うと「ギャリー・モー」ですね。(笑)
B-1「End Of The World」、ジャック・ブルースがヴォーカル、
やっぱテンション上がりますよね。
A-3「Whishing Well」、ご存知フリーのカヴァーです。
ちょっとテンポがゆるいですが、
ゲイリー・ムーアの独壇場、チョーキング多用の
大袈裟なほどの「泣き節」健在!

BUDDY GUY  「BRING 'EM IN」   2005

 バディ・ガイを聴くときは、そのほとばしるギターに
いつも身構えて聴いてしまうのですが、
本作は力を抜いて聴けるアルバムです。


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 いろんなゲストを迎えた豪華な作品、
カルロス・サンタナがいつものように弾き過ぎる「I Put A Spell On You」、トレイシー・チャップマンとデュエットする「Ain't No Sunshine」、
ジョン・メイヤーのギターを得て、ソウルフルに歌い上げる「I've Got Dreams To Remember」、ロバート・ランドルフが加わった意外な選曲「Lay Lady Lay」、そしてオーティス・ラッシュでお馴染みの「Cut You Loose」を
スロー・ブルーズ仕立てでやってくれました!!!

 全体的にリラックスしたバディを楽しめます。
ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY  1972

 『2人の運命的な出会いが生んだ傑作アルバム。
ジャズ、ソウル、ロックを超越したブラック・ミュージックの理想型がここに。』


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 ロバータとダニーがデュエットしたシングル「Where Is The Love」は
R&B部門で1位になったばかりではなく、ポップス部門でも5位、
グラミー最優秀ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞。
その後でリリースされたアルバム「ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY」もかなり売れた...らしいです。

 この時代にこのような音楽にはまったく興味がなく
何十年もの間、聴かず嫌いをしていました。
ヒット・シングルよりもトム・ジョーンズでお馴染みの「I Who Have Nothing」やキャロキンの「You've Got A Friend」なんかが好きですね。
ちなみに「You've Got A Friend」はJTよりも早いですな。

登川誠仁 「緑の沖縄」 2001

 アルバム「スピリチュアル・ユニティ」からのシングル。
アルバムから「緑の沖縄」と「なりたい節」、アルバム未収録の「豊節」
の3曲を収録しています。


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 タイトル曲はソウル・フラワー・ユニオンを従えた "エレクトリック島唄"。「沖縄いいとこ一度はおいで~」みたいなノリの「沖縄讃歌」、
歌詞も日本語(大和口)なので、「I ♡ OKINAWA」が充分伝わってきます。

 一方、アルバム未収録の「豊節」は豊作を祝って皆で踊りあかそう、
という、いかにも沖縄らしい唄です。
登川さんの六線弾き語りをベースにした民謡です。
エレクトリック島唄を聴いた後に、このような素朴な演奏を耳にすると
正直ホッとしますよ。(笑)
登川誠仁 「スピリチュアル・ユニティ」  2001

 『沖縄音楽の最高峰、渾身の大傑作!!
アルバム・プロデュース、藤田正、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)
演奏、登川誠仁グループ、ソウル・フラワー・ユニオン。』


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 エレクトリック沖縄民謡的な趣の「緑の沖縄」、
ソウル・フラワー・ユニオンがバックに付き、
誠ぐわーの新たな魅力に触れられるも、やはり「ナークニー~ハンタ原」
のような六線弾き語りのプリミティヴな唄を聴くと一安心!

 「戦後の嘆き」の最後に
 たるんうらみゆるくとぅやまたねさみ
 戦はじみたる人るうらむ...
という一節、レコ-ディング時のアドリブだそうで
「私は誰も恨みはしないただ戦争を始めたる者だけを恨む...」
という気持ちが込められてます。
JETHRO TULL  「A LITTLE LIGHT MUSIC」  1992

 タルの久々のライヴ・アルバムです。


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 初期の頃の曲から最新の曲まで、タルの歴史が俯瞰できるライヴ。
メンバーはイアン・アンダースンと2代目ギタリストのマーティン・バレ、
フェアポートからはディヴ・ペグとディヴ・マタックスという、
タルのファミリー・トゥリーから抜き出したような面子。

 初期の「A New Day Yesterday」や「Bouree」なども聴けるので嬉しい!!
B.B.KING  「LIVE AT THE APOLLO」   1990

 B.B.のライヴ名盤は数々ありますが、本盤はちょっと異色ですね。
まず、レーベルが従来のMCAではなくジャズ系のGRP、
バックはジーン・ハリス&ザ・フィリップ・モリス・スーパー・バンド、
ジーン・ハリスやケニー・バレル、レイ・ブラウン等のジャズ系のヒトが
勢揃い!で、これがまたB.B.のスタイルに違和感無くハマってる...。
自身のバンドとは違い、ホーン・プレイが丁寧で厚みがあります。

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 「Ain't Nobody's Bizness」のイントロから重厚感溢れるホーン隊、
「All Over Again」のマイナー・ブルーズも素晴らしい!
まさにホーンが艶を出してるって感じ。
ライヴ定番の「Nightlife」、
途中で「Please Send Me Someone To Love」を挿し込むところなんぞ、
かなり憎い演出です。
しかしこのアルバム、何で「Everyday I Have The Blues」で
始まらないんだろ?
収録されてないけど、実際は唄われたんだろか???