公式戦で心身喪失してから、

審判対応が怖くなりました。

 

・ミスしたら監督が抗議にくる

・アウト、セーフどちらでも各ベンチからため息が聞こえる

・観戦者(父母関係者)席からもヤジが飛ぶ

・試合終了後に指摘される

 

こうなってしまうと負の連鎖です。

 

審判をお願いされても、

何かしらの理由をつけて断ります。

 

お決まりの断り理由は、

・仕事が入ってしまった

・体調不良のため

の2つです。

 

これは本当に都合の良い言葉でした。

嘘だとわからないですし、

誰も追及なんてしてこないですからね。

 

断った手前であるため、

その試合に顔を出すのも気まずくなります。

 

結果、チームに顔をださなくなります。

出せなくなるといった方がよいかも。

 

突然紅白戦が始まるかもしれないので、

練習にもいかなくなります。

現地でお願いされたらと思うと怖くて怖くて・・・

 

当然ルールの勉強もやめました。

「もう二度と審判なんてやらない。」

とも思いました。

 

そのまま、

野球から逃げる生活が2,3カ月続きました。

 

 

 

そんなある日、

たまたま休暇で家にいた時に、

長男が庭で素振りをしていました。

 

言わなきゃ何もやらない長男が、

自分から素振りなんて成長したもんだ・・・・

 

その日の夕食時に、

「がんばっていてえらいぞ」

とほめてみました。

 

 

 

すると長男がこんなことを言いました。

 

 

 

「俺が打てなかったからチームが負けた。

あそこで打てればチームは勝っていた。

次も打てないと思うと怖いけど、

でも次は打ちたいから素振りをしている。」

 

 

 

とのこと。

 

 

 

 

手を見せてもらうと豆が何個もできているじゃないですか。

そのうち数個は血豆になっています。

 

 

 

私は夕食中でしたが、

急いでトイレに駆け込み、

そして泣きました。

 

 

 

自分はなんて情けないのだろう

 

 

 

と・・・・・

 

 

 

 

子供が恐怖に打ち勝とうとしている中、

私は恐怖から逃げていたわけです。

 

 

 

何分トイレにいたのでしょうね。

妻がドア越しに、

「お腹痛いのだいじょうぶ???」

と声をかけてきました。

 

涙をぬぐって私は決意しました。

 

 

 

もう1回審判をやってみよう・・・・

 

 

 

決意を新たにトイレからでるのでした。