今日は、僕が講師を務めさせていただいている音楽学校のバンドアンサンブルの授業で、「良い音」を意識した取り組みに皆でチャレンジしました。
「良い音」の定義は人やシチュエーションによって様々ですが、今日目指したのは派手な演出効果を狙うものではなく、その楽器の持つポテンシャルを出来るだけ引き出し、素の音をイメージに近づけるというもの。
というわけで、今日生徒達に使って貰ったのは以下のもの。
Neotenic Sound “Buff”
(バッファー)
Neotenic Sound “Mastergrade Cable”
(ケーブル)
Msterpiece “The 1967”
(ケーブル)
XOTIC “RC-Booster”
(クリーンブースター)
どれも音を劇的に演出するものではありません。
生徒がイメージして作った音は、基本大きくはいじらない。
しかし、そのイメージに更に近づけて、かつ予想外のところで予想以上の収穫を経験させてあげ
られたらと思い、今日はこれら4つのアイテムを使ってもらいました。
結果から申しますと、僕もビックリするほどに素晴らしい楽器のサウンド、バンドアンサンブル全体のクリア感を得る事に成功しました。
ベースにはNeotenic SoundのBuffとケーブルを、ギターにはXOTICのRC BoosterとMasterpieceのケーブルをそれぞれ使ってもらい楽曲を演奏してもらいました。
とりあえず1回演奏して貰ったのですが、そこで何が起きたと思います??
なんと、1番喜んでテンションが上がっていたのは、ボーカルの女の子だったんですよ!
ベースとギターの音声信号が整い、そのポテンシャルを発揮した明瞭なサウンドになったことで、音量を上げ過ぎることなくバンドの中でクリアに聴こえてきたのです。
パッシブピックアップ搭載のベースの音は、Buffの使用により、まとまって芯がしっかりしておりボワつかず、嫌なブヨブヨの低音によるボーカルへのマスキングがない。
加えて、ドラムのキックとのコンビネーションがかなりカッチョいい感じになったんです。
ベースの音が出る音程付きのキック
または
キックのアタックと重低音の“ドフッ!!“という太さをもったベースといった感じ。
ギターは、安価なソリッドステート・アンプをRC-Boosterの絶妙なセッティングにより奥行きと粘りを味付けした事で、立体感と適度な密度感を得る事が出来、音量を上げずともその存在感を示すことが出来、バンド全体に対してもささやかなリッチ感をもたらしました。
こうなるとキーボードの音もギターとの住み分けが上手くいき、二つの楽器が独立して聴こえつつも決して変な分離感はなく、くっついて欲しいところは見事にくっついてくれました。
このように、サウンドを構築している要素のほんの一部分を改善するだけで、他の部分にまでポジティブな結果をもたらしてくれたようです。
こうして生まれ変わったバンドサウンドの中で歌った結果、ボーカルであるその女の子は生き生きとしていて、歌声やステージでの動き、振る舞いにも輝きが現れたのでしょう。
何より、色んな音に邪魔されないのでストレスなく自分の歌声を確認しながら、より細かい部分まで歌い込めたみたいです。
んで、実際に本人に尋ねてみました。
僕 「先週の授業と比べて、今日はかなり動きや表情が生き生きしていたんだけど、何かステージングに対する意識を変えたの?」
女生徒 「いえ、何もしてません。とにかく音が超良かったんです!」
僕 「やっぱ・・・分かった?」
女生徒 「全然違いました。 もうほんっっとに良かったのっ!!」
と、ニコニコしながらその場で飛び跳ねそうな勢いで想いを伝えてくれました。
普段は、比較的クールであまりハイテンションな姿を見せない彼女。
そんな彼女が見せた満面の笑みでした!
BuffやRC-Booster、ハイグレードなケーブルを使用して演奏した楽器の子達は当然そのサウンドの変化に驚き喜んでいましたが、まさかボーカルがその違いを明確に感じ、ここまで喜ぶとは思ってませんでしたから。
ボーカリストがバンドで歌うとなった時、バンドのサウンドと自分は無関係であると思っている人が結構いますね。
そして歌以外に無関心。
ただバンドに乗っかってるだけで「あ~上手く歌えるかなぁ~」なんて言っちゃったり・・
乗っかっちゃいかんやろ!
カラオケじゃないんだからさあ!
乗っかるんじゃなくてさあ!
あなたのスペース確保出来る形で埋まりなさいよ!
・・・いかんいかん、少々話が逸れました。
とにかく、そうなりがちなボーカリスト(その彼女はそうではないけどね!)が、このような地味な?機材による変化をがっしりとキャッチしてくれたことは、とても嬉しかったです。
本当にやって良かったと思っているし、素直な気持ちを表現してくれた生徒達にも感謝しているし、そしてやはりBuffは凄いと思いました!
それからRC-Boosterも、アンプを一段階上のグレードにこっそり上げてくれる素晴らしいペダルだと、その価値の高さを確認出来ました\(^o^)/
もちろん二つのハイグレードなケーブルも本当に凄い!(ここについてはまた後日)
ぜひ、この喜びを1人でも多くの人に体験して貰えたらと思います。
僕はこれらのペダルの製作者でもないければ販売者でもなく、アフェリエイトで小金を稼いでいるわけでもありません。
単純に、自分が体験した感動や驚き、喜びを多くの人と共有したいという思いでこんな事を伝えています。
「あの映画最高だから!一回観てみて!」
「このアルバム最強だよ!絶対にオススメ!」
っていうアレと同じ・・と言えば、分かって貰えますよね?(笑)
そして、これらを生み出すのに我々の想像もつかないほどの努力と挫折を繰り返しながら日夜研究を重ね、良い音を届けたいという一心でこれらのペダルを創り上げてくれた技術者の方々の想いを、自分の出来る範囲で確実にユーザーに届けたいという考えもあります。
価値あるものを探している者
価値あるものを生み出している者
この両者の出会う確率が少しでも高くなれば、僕は単純に嬉しい。
だから、これからも自身がしっかりと使ってみて感動したものは、どんどん発信してゆきたいと思います。
最後に、今日使用した製品のブランドのウェブサイトを載せておきますね。
見てみるだけでも、かなりワクワクするものですよ!(^-^)
[ Neotenic Sound ]
Buff
http://blog.livedoor.jp/effectornics/lite/archives/5310534.html
MicroBuff (9V電池のためのスペースを省いた超小型Buff)
http://blog.livedoor.jp/effectornics/lite/archives/6683820.html
Mastergrade Cable
http://blog.livedoor.jp/effectornics/lite/archives/5978516.html
[ Masterpiece ]
The 1967
http://masterpiece2011.cart.fc2.com/ca2/7/p-r2-s/
[ XOTIC ]
RC-Booster
http://www.prosoundcommunications.com/products/xotic/effects/rc_booster/