私が会社を辞めた理由②。 | ジェニーのBrillanteな日々

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毎日ツイテル。
昨日より今日がHappy。

人にはそれぞれ強みがあって。
もちろん得意ではないこともある。


だからそれぞれの強みを生かしつつ、助け合えば熱い関係性が築けることを
この期間教えていただいた。


良い関係性があれば生産性も高くなり、モチベーションが高いまま
保たれますよね。


相手にとっては苦手なプロセスを踏む必要がある場合、
やりやすいように環境を整えたり、プラスアルファのことをする。
私ができることで全体の流れが変わるのなら、誰がやるべきとかに
こだわるのは時間と労力がもったいないので喜んでやりました。


苦手なことをやることも、進化成長するに大切だという意見もあるかもしれません。
私もそう思うときもありますが、全体最適を考えたら、得意な人がやれば
いいという考えなんです。


誰かが自分の不得意なことを自分の代わりにやってくれている姿を見て、
ああ、自分も得意とすること、出来ることはその人のために進んでやろう
という気になるかもしれません。


これも共同作業の一つですね。


仕事の目的を達成するのだという意識があればセクショナリズムはさほど
色濃く出ないと思います。




こういったことは相手が喜ぶことを前提にするのですが、
結果的に自分にとってもいい流れを作っています。


なぜなら自分自身から出てくるアイデアは、
相手あっての自分との関係性や仕事の流れをスムースにするからです。


まさに


「与えよ、さらば与えられん」


です。


「求めよ」ではなく「与えよ」です。


また、自分自身の仕事もその内容をきちんと把握した時に、
常にそれがベストな状態であることを怠らなければ、
自分の仕事の前後にいる人たちの仕事もベストな状態になります。


では失敗はなかったか?


もちろんありました。
たくさんありました。


でも実は本当の失敗はないと密かに思っていました。。


敢えて失敗というならば、それは「そのやり方ではない」という結果である
と認識を変えていました。


とかくリスク回避とか、事前準備する風潮ありますけど・・・
やってみないとわからないですし、やってみて発生した問題は
その時に解決することが学びになると思ったことが今の私のベースです。


こんな楽天的な考えでしたから、もしかしたら私の周りの人たちは私の知らない
ところで大変な思いをしていたかもしれませんね・・・





あ、そう書くとあんなこともこんなこともいろいろ巻き込んでました・・・

スミマセン。



そんな日々を続けているうちに課長代理になり、そして担当課長になりました。


折しも会社は女性社員をより生かす、女性の持っている良さをより活用した
企業活性活動を開始し、それに関するプロジェクトが発足しました。


このプロジェクトはこれからリーダーシップを発揮し、管理職になるであろう
女性社員を対象にしたものでしたから、すでに担当課長だった私は対象外でした。


私は私の中で、女性管理職としてこれからますます活躍する後輩の女性社員の
みんながより彼女達らしく、各々の強みを生かして良いエネルギーで
周りを巻き込むような職場環境作りを追求していたので、このプロジェクトには
興味津々でした。





プロジェクトに参加している女性達は定期的なミーティングや合宿に勤しみ、
時間外もフルに使って、最終発表課題に取り組んでいました。


そして発表を終えた彼女達が受けた評価は・・・


私はその評価を聞いてがっかりしたんです。


内容は具体的に覚えていませんが、がっかりしたことは覚えています。


そして間も無く私の中に、ある一つの気づきがありました。
どうして会社全体で女性の能力を生かそうとしているのにうまくいかないのか。


それは

「男性脳と女性脳の違い」


ではないかと。





そう思うと色々と当てはまることが出てきます。


これは私個人が感じていたことですが、


*常に1位であることにこだわる競争心*


戦い、競争、限界への挑戦とか常に汗かくことに意味がる!みたいなポリシー。
(かなり偏った表現ですが・・笑)


こういった風潮がいつもある。
これ、私が思う「男性脳」。


いつも数字ばかりのプレゼン(当たり前といったらそれまでですがw)
対前年比で黒を達成するための無理やりな経費削減


はっきり言って。。。。


つまんない・・・


競争に勝つため、1位になるためなら「我慢」が必要だ!!みたいな。


もう、これが私には本当に苦痛で。
モチベーションがどんどん下がってしまいました。




では「女性脳」というと??


女性っていうのは感性を重視するのです。


「これかわいい〜

「あそこ美味しいよ〜


などなど、はっきりしなくても「なんかいい感じ〜」が好き。
こんなことが口コミで広がる。
それが社会現象になりますよね。


市場も女性をターゲットにしています。
ヒットのベースにはいつも女性の喜びがあるんです。


つまり女性は感性で生きていて、いいものはみんなで共有したい動物なのです。
だから「我慢」してでも1位になることに魅力は感じません。
だってそこに喜びがないんですもん。


確かに「我慢した」末の達成感もいいかもしれませんが、
女性は喜びベースでさらに喜びを得たいのだということに
気づくのに時間はあまり要りませんでした。


だからいくら会社が女性の能力を活用したいとプロジェクトを組んだところで、
女性のこういった性質をまず理解しなければ、いつまでたっても満足は
得られないでしょう。


「男性脳」の会社で女性の良さを最大限活用するにはまだまだ時間が
かかるでしょう。


そして女性もせっかくの女性性を殺して会社の期待に応えようとすると
本当の良さが出ません。


こうした気づきがとうとう私を突き動かします。


【つづく】*次回でクロージングです。もう少々お付き合いくださいませ。