香港旅行において、当家がテーマとしている事柄のひとつ。
それは。
「知らない地下鉄の駅で下りてみる」というもの。
今回はすでに達成です。先日「尖東駅」に行きましたからね。
とのつもりでいたのですが。
「あんなの知らない駅のうちに入らないわよ!」
と、ウチの奥さん太子さん。
「尖東なんてほとんど尖沙咀じゃない!」
どうやら太子さん、香港に来る前から行きたい駅を決めていたようで。
それではしゅっぱーつ。
ホテルから「銅鑼湾駅」の「C出入口」まで、約6分。
そして改札まで、さらに数分。
駅に入ってからが長い。
これは香港の地下鉄あるある。
「港島線」に乗りまして。
「金鐘」で「荃湾線」に乗り換え。
目的の駅、「葵芳」までは約31分と15.8ドルの「小さな旅」であります。
初めての「葵芳」。
あーやはり中心街とはなんか違うね。どこか田舎っぽいと言うか。
「日本で言うと赤羽のような」という例えはちょっと違うかもしれんけど。
ともあれこれで「知らない駅」は達成。
なお、このあたりになると地下鉄は地上に出てしまいます。
太子さんが「ここよ、ここに来たかったの!」と指差しますのは。
駅のすぐ前にある「葵涌廣場」。
いわゆるショッピングセンター。
なのですが。
入って驚き。
な、なんだよここは。
小さな店の集合体。
どこか昭和な感じも。
まずは最上階まで行き、見下ろす階下。
「売っていないモノは無いのでは?」と思えるほど様々な店が並んでいます。
しかし残念ながらと申しましょうか「欲しい」と思うような品は、とくになく。
いや、あるいは。
もう少し深く見て回れば興味をそそるような「何か」はあったのかも。
でもそれに巡り合うためには、かなりの時間を要しそう。
「いやーそれにしてもスゴイところだね」と歩き回っていると。
どこからか日本語が。
旅行客?うーん、さすがこの期に及んで香港に来る人はディープなところ攻めるわー。
飲食関係も多数。
ローカルっぽい食堂があったり、そうかと思えば日本の「吉野家」があったり。
「ここで何か食べてみるのもいいよなー」という気がしつつも。
この日は「ぜひとも行きたい店」がございまして。
「葵涌廣場」を堪能したら、地下鉄でそちらに向かいます。
(太之輔)