香港旅行記2024-06(23)籠皇點心 | 香港道楽 弐番館

香港道楽 弐番館

永遠のパートナー太之輔との香港旅行が、いつしか太子の両親も一緒の親子旅行に♪いつまでも全員元気で行けるといいナ♥プロフィール画像は太子と太子父のチェックイン風景です

 香港旅行四日目。

 迎える三度目の朝。

 相変わらず空には雲。

 雨が降ったらしき痕跡も。

 

 さて。

 朝食の店はどこにしようか?

 香港に来て最初の朝はお粥でした。

 次の朝は香港式インスタントラーメンの朝食セット。

 と、なると。

 まだ行っていないのは。

 はい、飲茶ですね。朝飲茶。

 それでは行きましょー。

 またまた初めてのお店です。

 

 

 「籠皇點心」は、ホテルから徒歩で約4分。

 そんなに大きな店ではないです。

 入ってみると、先客は3組くらい。

 すぐに気が付いたのは、異常とも言えるほどの静かさ。

 香港の飲茶店と言えば、壁のテレビでニュース番組が流される中、客がワイワイガヤガヤ、食器が触れ合うカチャカチャという音-というイメージなのですが。

 テレビも無いし、こんなに静かとは。

 あるいは。

 まだ客が少ないせいなのか。

 とも思ったのですが。

 その後に入って来る客も、皆さん静か。

 なのでワタクシたちもヒソヒソ声に。

 

 店員さんは、オネーサンが1人だけ。

 まずはお茶を注文。

 もちろん、いつもの「壽眉茶(サウメイ茶)」。

 なのですが。

 しかしそれを聞いたオネーサン、「え?」と怪訝そうな表情を。

 そして「ヤップンヤン?(日本人か?)」と聞きますので「そうだよ」と答えると。

 厨房へと姿を消すオネーサン。

 通じていないのか?

 あるいは「壽眉茶」はメニューに無いのか?

 と、思ったら。

 やがてウチのテーブルに置かれたのは、まさしく「壽眉茶」。

 え、どういうこと?

 以下、想像となりますが。

 「壽眉茶」を頼む人は珍しいのかも。なので「ホントにこれでいいの?」とオネーサンに聞き直されただけだったのかも。

 来ましたよ「蝦餃子」。

 2個入り。

 コチラのお店を選んだのは、「ホテルから近い」という理由もあるのですが。

 それともう一つ。

 「2個入りの點心がある」こと。

 通常、飲茶ではセイロに點心が3個から4個入っているもの。しかしコチラ「籠后點心」では、2個入りがあるのです。

 ワタクシたちのように2人しかおりませんと、この「2個入り」は非常にありがたいのですねぇ。なるべく少量多品種で食べたいので。

 続いて来たのは「焼汁醸茄子」。

 この店の名物とか。ナスの上に魚のツミレを乗せて焼いてあります。上からカツオ節が散らしてあるのは香港では珍しい。ひょっとしたら日本の何かを参考にした?

 お次は「蝦焼売」。

 これも2個入り。黄色い皮が「香港キターッ」って感じ。

 さっきの「蝦餃子」と、この「蝦焼売」、エビがカブっちゃったけど、まあいいよね。

 「山竹牛肉球」は欠かせません。

 これは2個入りがなくて3個。

 以上でお会計は104ドル。

 

 最初の朝に行った「忠記粥品」。

 次の日の朝の「維港冰室」。

 そしてここ「籠后點心」。

 すべて「軒尼詩道(Hennessy Road)」にありまして、すべてホテルから徒歩数分。

 いい店だらけじゃん。

 

 ワタクシたちが帰るころにはお客さんの数が増えてほぼフルシート。

 しかし店内はずっと静かなままでした。
 

(太之輔)