JL029便は無事に香港国際空港へ到着。
機体を出ると、他の乗客たちと連なってゾロゾロと通路を進みます。
気になるのは「で、ここは空港のどのあたりよ?」ということ。
場所によっては構内を走るシャトルトレインに乗らねばならず、これがあまり好きではないワタクシ太之輔。
だってめんどくさいしさー。
しかし歩き進むとすぐに見えて来たのは入国審査場。
おお、こんなに近くだったとは。
入国審査はソコソコの行列。しかし流れは速く、要した時間は20分くらい。
到着ホールに出る前に、中国銀行のATMで現地通貨を引き出す-というのがウチの奥さん太子さんの計画。
だったのですが。
しかし以前にはあったはずの場所にATMの姿は無く。
City BANKのATMを見つけたものの、「ダメだわ。操作方法が違うから分からない」と、使用を断念。
「でもたしかATM、到着ホールでも見たような」
そんなワタクシの記憶のもと、先へと進みます。
さー来たぜ香港!
時刻は14時20分を過ぎたところ。
やはりありましたよATM。
香港に限らず最近の海外旅行、両替はATMを利用するのがトレンドで…などと分かったふうに書いておりますけど、これすべてウチの奥さん太子さんからの受け売り。こうした分野、ワタクシ太之輔はなーんもワカリマセンのです。
香港ドルを確保したら2人のオクトパスカードにチャージするべく有人のカウンターへ。支払いはさっきATMから出て来た1,000ドル札で。そうすれば小額紙幣化出来ます。高額紙幣って街中では意外と使い難いのですよ。
というつもりだったのですが。
しかしカウンターの列は遅々として進まず。
並んでいる人数は10人に満たないくらい。だけど一人一人がそれぞれ手間取っている感じ。
こりゃー時間のムダだなぁ。
やむなく列を離脱し自動チャージ機へ。
1,000ドル札はまたどこかで崩せばいいさ。
いよいよ市街へと向かうのですが。
利用するのは電車か、あるいはバスか。
今回泊まるホテルのある場所は香港島。空港からだとちょっと距離があるので、電車、つまりエアポートエクスプレス(AEL)が無難かな。
とも考えたのですが。
AELだと地下鉄への乗り換えや地下鉄の駅からホテルまでの移動が必要。それを考えたら、ホテルの近くまで行ってくれるバスのほうがずっとラク。トータルの所要時間だってAELとそんなに変わらないかも。運賃もバスのほうが安いし。
バス乗り場へと続く緩やかな下り坂を歩くワタクシたち。
「さすがに暑いわねー」と、太子さん。
いえ、彼女はすっかり忘れていたのです。
「本当の本番」はさらに少し先にあることを。
やがて。
「きゃーっ」と叫ぶ太子さん。
「あつーい!」
「湿気で息が出来なーい!」
空港と市街とを結ぶバス、Cityflyer。
その乗り場は行き先ごとにズラリと幾つも並んでおり、利用するルートによってはずっと奥のほうまで歩かねばならないのですが、幸いワタクシたちが乗るA11番は手前の位置。
待つこと数分でバスが到着。
運賃は41.9ドル。
支払いはオクトパスカードではなくVisaタッチで。そうすればクレジットカードに付帯する海外旅行保険が適用になるので…ってこれまた太子さんからの受け売り。
ワタクシたちは乗車を待つ列の比較的先頭近くにいたので、座席の確保、荷物棚の確保、ともに余裕でした。
乗車率は7~8割といったところ。
(太之輔)