原題:Retribution(2023年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
平凡なビジネスマンのマット(リーアム・ニーソン)は、いつものように子供たちを学校に送り届けようと車を運転していた。そこへ「車に爆弾を仕掛けた。指示に従わなければ爆破する」と謎の着信が入る。マットは訳も分からぬまま運転を続けるが、行く先々で爆弾を仕掛けられた車が爆発し、彼の同僚も犠牲になる。警察とメディアからは容疑者として追われ、恐怖におびえる子供たちを乗せたまま車を走らせる中、妻・ヘザー(エンベス・デイヴィッツ)が離婚弁護士のもとにいることが判明する。(シネマトゥデイ)
【CAST】
リーアム・ニーソン
ノーマ・ドゥメズウェニ
リリー・アスペル
ジャック・チャンピオン
エンベス・デイヴィッツ
マシュー・モディーン
etc,,,
『96時間』シリーズなどのリーアム・ニーソンが主演を務めたサスペンス。
子供たちが同乗する車に爆弾を仕掛けられ、犯人の指示で運転することを強いられた男の運命を描く。
監督は『バンディット』などのニムロッド・アーントル。リーアムふんする主人公の家族を『ワンダーウーマン 1984』などのリリー・アスペル、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』などのジャック・チャンピオン、リーアム主演作『シンドラーのリスト』などのエンベス・デイヴィッツが演じるほか、ノーマ・ドゥメズウェニ、マシュー・モディーンらが出演する。
2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」をリメイクした本作。
車に爆弾が仕掛けられていて降りたら爆発、というのはなんか変わり映えのしない話だなーと思ったけど、リーアム・ニーソンの映画だからなんか観ちゃうし普通に楽しめた。
冒頭で車に乗ってパネルに出るエラーコード。外車あるあるすぎるなーって見てたらベンツかい。ベンツってほんとこういう修理してねって警告多いイメージ。笑
たまたまいつもしない子供の送迎をしたがために子供も巻き添えを食うんだけど、エミリーは本当にいい子なんだなって随所に感じる。爆破の破片が足に刺さって怖いし痛いはずなのに「パパ、私大丈夫だよ」って言うのが健気すぎて…。いつの間にやら反抗的な態度だった息子の心境にも変化がみられてね。
でもまさか妻が離婚を考えててそのために外出してたなんてね。まぁ会話してるのにちゃんと聞いてない空返事ばっかり話されてたらうんざりはするけどね。
爆発シーンとか迫力があるけどいまいち緊迫感がないのは、ところどころ設定が甘いせいかな?ミュートにして犯人にやり取り聞こえないようにしたり、圏外にして電波遮断して警察と直に話し合ったり。何してるかわからない状況が少しでもあれば爆破されてもおかしくないのにねなんて。
最後犯人お前かーい!からの一緒にドライブ、あわあわしてる間にマットは脱出して犯人死亡。なんとまぁらお粗末な感じ。悪くはないけど、さすがにもうアクションがキツくなったリーアム・ニーソンもライトな作品が多くなるよね〜。