ヘレディタリー/継承 | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:Hereditary(2018年)


評価:★★★☆☆

【STORY】

ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。(シネマトゥデイ)

【CAST】

トニ・コレット

ガブリエル・バーン

アレックス・ウォルフ

ミリー・シャピロ

アン・ダウド

 

etc,,,

 

家長の死後、遺された家族が想像を超えた恐怖に襲われるホラー。


主演は『リトル・ミス・サンシャイン』などのトニ・コレット。ドラマシリーズ「イン・トリートメント」などのガブリエル・バーン、『ライ麦畑で出会ったら』などのアレックス・ウォルフらが共演。

 

 

監督・脚本は、ショートフィルムなどを手掛けてきたアリ・アスターで、本作が長編映画監督デビュー作。

 

ムーンライト』『レディ・バード』などで知られる映画スタジオA24が製作している。

 

本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された直後から絶賛されており、「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」と評されている。


めちゃめちゃ怖いってことでかなりビビりながらの鑑賞。だけどじわじわとした恐怖はあるものの、なんか思ってた感じのホラーじゃなくて、そこまででは?って思ったのが正直な感想。でもトラウマ級のヤバいシーンは、ある。




チャーリーが柱にぶつかる鈍い音の場面にはすごくびっくりしたけどその後悪い予感しながらもピーターが確認せずに車を発進させたのはもっとびっくり。アリにたかられてる生首しんどすぎた。そしてアニーが恐怖に慄いてる顔が何よりも怖かった。


ノートを燃やすところで自分の死を悟ったアニーでしたが、え?そっち?!と総ツッコミされたであろうスティーブが燃えるという…。

 

その後の天井に張り付いてるのなんか、アルソックのCMの吉田沙織さんかな??みたいな描写だと思ってたら今度はギロチン。理解が追いつかないよね。



最後の謎の儀式みたいなのはすごい『ミッドサマー』みを感じた。首ないわ裸だわ世界観やばすぎ。家族全員崩壊最悪物語すぎました。


ペイモンという悪魔の召喚に成功。あの舌を鳴らすのも結果何だったのかな?チャーリーのクセなんかな、最後ピーターの中にいるっぽい感じはあったし、チャーリーなの?ピーターなの?


最初から最後まで仕組まれていた操られていたシナリオって感じですが、エレンの計画長っ!死してもなお女王として崇められ、他の信者に召喚させる思いを継承。そして血縁関係が大事そうな感じだったからそういう意味でも継承なんかな。


エレンは家族は器になるためだけの“もの”でしかなかったんかな。セラピーの場面でアニーが自身のこれまでの話するところ、父は餓死して兄は自殺してってほんとキツすぎたもんね。不穏な未来しかない終わりだった…。

 


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