原題:Dead Poets Society(1989年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来た新任の英語教師。破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く教師に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を自分たちの手で復活させる。ドラマの背景となる、初秋から冬にかけてのニューイングランド地方の風景も美しい。(allcinema)
【CAST】
ロビン・ウィリアムズ
イーサン・ホーク
ロバート・ショーン・レナード
ジョシュ・チャールズ
ゲイル・ハンセン
ディラン・カスマン
etc,,,
第62回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。
映画の公開にあわせてナンシー・H・クラインバウムによるノヴェライゼーションが出版されている。
原題の「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」は劇中の教師ジョン・キーティングがウェルトン校在学中に結成した読詩サークルの名前で、没した古典的詩人の作品のみ読むことから名付けられた。
邦題の「いまを生きる」は劇中でキーティングが発するラテン語「Carpe Diem」の日本語訳であり、厳密には「いまを生きろ」「いまを掴め」といった意味になる。 アメリカのノーベル文学賞受賞者ソール・ベローが1956年に小説『Seize the Day(この日をつかめ)』を発表しているが、本作とは無関係である。
勉強だけじゃなくて大切なことを教えてくれる教師って素敵。高校大学生の時期は将来について考えたり多感な時期だから悩み多き時期よね。だから“今”をどう生きるかって大事だと思う。
親の敷いたレールの上を走らなければならないってしんどいよね。エリートと呼ばれる家庭に生まれると親と同じ職業に就く人は多いように思うけど、かっこいい親を見て自分も同じようにって夢を抱いて同じ道に進むならいいけど、親からお前も医者になれ!とか言われて育つのはしんどい。
違う人間なんだから本人の人生なんだから、好きにやらせたらいいのに。この親に何言っても無駄だって思ってニールが選んだ道はとても悲しい。そしてキーティング先生が演劇への妄想を抱かせたせいになるというなんともひどい結末・・・。
自分の意志で机の上に立つシーンは悲しくも感動した。最初はちょっと退屈かなって思ったけど、やるせない終わりではあるけど、観て良かったです。