スウィングキッズ | Let's watch a movie, shall we?

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映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:스윙키즈(2018年)

評価:★★★★☆

【STORY】
朝鮮戦争中の1951年。巨済島捕虜収容所の新任所長は、収容所のイメージ向上を目指して戦争捕虜によるダンスチーム結成を計画する。朝鮮人民軍の問題児ロ・ギス(D.O.)をはじめ、 ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン (ジャレッド・グライムズ)らが集められ、チーム名は“スウィング・キッズ”に決まる。(シネマトゥデイ)

【CAST】

D.O.

ジャレッド・グライムズ

パク・ヘス

オ・ジョンセ

キム・ミノ

 

etc,,,

 

K-POPグループ「EXO」のD.O.が主演を務め、『サニー 永遠の仲間たち』などのカン・ヒョンチョルが監督を務めたドラマ。

 

戦争捕虜たちで結成されたダンスチームが、タップダンスを通して結束していく過程を描く。

 

 

俳優兼タップダンサーのジャレッド・グライムズ、ドラマ「内省的なボス」などのパク・ヘスをはじめ、オ・ジョンセ、キム・ミンホらが共演。

 

収容所での話ってことで暗い話なのかなって思ったけど観てみたらそんなことなくて、なんだ楽しいじゃん!って観てたら最後が衝撃的で一気に現実に引き戻されたけど、映画としては思いの外楽しめたのでよかったです。

 

改めてこの映画を観て歴史について考えるきっかけになって、朝鮮半島ってなんで分断したんだろってなんか今更疑問に思ったりもして。大韓民国も北朝鮮も国家としての歴史ってこんなに浅かったんだぁって。

 

 

劇中には“反動分子”とか”アカ”っていう言葉出てきて、なんとなくはわかるけどどういう意味なんだろうなぁって。そういうもの取っ払って仲良くなれないのかなぁって悲しくもなり・・・。

 

タップダンスシーンは圧巻の一言!ダンスのタイトルが”Fuckin’ Ideologie”がまさしくそのとおりだなって。みんなが魅了されたあの瞬間は素敵な空間だったのに、なんでそうなるんだよって。3人がかばい合って折り重なって銃弾に倒れるところが悲しすぎるし、悲劇的すぎ。

 

同じ人間でも時代背景だったり社会の思想や観念で偏見のようなものが生まれてしまうんだろうけど、なくならないもの繰り返されるものがあって、歴史から学べないのかな。一見の価値ありな映画でした。

 


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