原題:Demain Tout Commence(2016年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
プレイボーイのサミュエル(オマール・シー)は、南フランスのコートダジュールで、毎日を楽しんでいた。ある日、彼の前にかつて関係を持ったクリスティン(クレマンス・ポエジー)が突然姿を現し、生後数か月の赤ん坊グロリアはサミュエルの実の娘だと爆弾発言。クリスティンは、娘を置いて行方をくらましてしまい……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
オマール・シー
クレマンス・ポエジー
アントワーヌ・ベルトラン
グロリア・コルストン
アシュリー・ウォルターズ
etc,,,
『最強のふたり』などのオマール・シーを主演に迎え、突然父親になった男性の奮闘ぶりを描く感動作。
遊び人の主人公がいきなり赤ん坊を押し付けられ、偶然知り合ったゲイの男性と子育てをする様子を映す。
ワケありの母親を『ハートレス』などのクレマンス・ポエジーが好演。次第にベストパートナーとなっていく主人公と少女の姿が胸を打つ。
本作は2013年のメキシコ映画『Instructions Not Included』(「説明書無し」の意)のリメイク。原題の「Demain Tout Commence」は「明日は新しい一日」という意味で、元々は哲学者ガストン・バシュラールの言葉。
オマール・シー演じるサミュエルとアントワーヌ・ベルトラン演じるバーニーがとっても良かった!!2人で子育てして一つ一つのことに全力で喜んでいる冒頭のほうのシーンはほっこり。
娘を全力で育ててて、あらゆる嘘をついてはいるけれどどれも優しさあふれるもので。嘘も時には必要ってセリフが出てくるけどその通りだと思う。でもグローリアがショックを受けないように母親を良い人のようにしてたけど実際のクリスティンなかなか糞野郎な感じだった。8年も経ってから何?って感じだし、遺伝子検査させて違いましたって、はい?だわ。
ほとんどフランス語だけどところどころに英語も出てくる映画でなんか聞いてて耳に楽しい感じ。サミュエルが英語苦手てたまに英語を間違えてしまうのも可愛らしかった。文法的に違ってもなんにでも「Yes, I am.」って言っちゃうのわかる。笑
病気の描写がそんなになかったので、バーニーがクリスティンに「グローリアは病気なんだ、君は何にも知らない」って言ってるところで、え?ってなった。注射とかビタミンとか治療が聞いてないって言ってる場面があったけどまさかそっち?!ってびっくり。
でも血のつながりが全てじゃないし、2人が過ごしてきた時間はかけがえのないものだし、子供が望む人と一緒にいるのが1番。子供が先立つことほど悲しいことはないけど、全力で楽しい人生を過ごしていたんだってわかるから悲しいけど良かった。
出演俳優さんみんなよかった!母親には全く共感できなかったけど、ちょっとほろっとくる映画でした。