ストーンウォール | Let's watch a movie, shall we?

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外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Stonewall(2015年)

評価:★★★☆☆

【STORY】
インディアナ州に暮らすダニー(ジェレミー・アーヴァイン)はゲイであることを知られ、故郷を追われるようにニューヨーク、グリニッチビレッジのバー「ストーンウォール・イン」にたどり着く。美しさを武器に体を売るレイ(ジョニー・ボーシャン)ら、力強く生きる仲間を得るダニー。そして、彼は聡明な政治活動家のトレバー(ジョナサン・リス・マイヤーズ)に出会い……。(シネマトゥデイ)

【CAST】

ジェレミー・アーヴァイン

ジョニー・ボーシャン

ジョーイ・キング

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

マット・クレイヴン

 

etc,,,

 

インデペンデンス・デイ』シリーズなどディザスター映画の巨匠ローランド・エメリッヒ監督が、1969年にアメリカで起こったLGBTの抵抗運動を基に映画化。

 

ニューヨークのバー「ストーンウォール・イン」にやって来た青年の目を通して、ゲイやレズビアン、ドラァグクイーンなどが虐げられながらも必死に生きる姿を映す。

 

 

青年を『戦火の馬』などのジェレミー・アーヴァインが演じる。自身もゲイであることを公表しているエメリッヒ監督が描く、1960年代の空気感とLGBTの歴史が見どころ。

 

ニューヨークでのゲイ解放運動を促した1969年のストーンウォールの反乱がベースとなっているこの映画、この反乱が起きたのが6月であることが、6月がプライド月間となった由来らしいですね。

 

LGBT関連の映画は結構観てるほうで、こうやって自分の尊厳を主張する人たちの逞しさが好きなので、こういう映画は積極的に観るのですが、ストーンウォールの反乱は知らなかったなぁ。勉強不足でした。

 

 

劇中に出てくる同性愛者たちがことごとく、ゲイです!オカマです!!ってわかりやすい描写で描かれてて見た目にはわからないダニーが逆になんか浮くというかまれな存在みたいになってるような印象を受けたけどこれは違くないか?って思った。それに性描写の場面でなにかとダニーが嫌そうにしてるのが気になって、ダニーの立ち位置がちょっとつかみきれず・・・。まぁ誰彼構わずできる子ではないってことなんでしょうけど。

 

それと暴動に至るまでの葛藤とかもうちょっと描いてくれてもよかったかな。権利なんてないとか諦めてる描写もままあったけど、暴動を起こさないともう訴えるすべないってことなのもわかるけど、平和的解決ができないのも残念。

 

黙って耐えるだけではなく声を大にすることは時には大事でね、それが暴動という形になってしまうのは問題だけど、最近のオリンピック元森会長も女性蔑視発言でだいぶ叩かれましたしね、ジェンダーに関する問題はまだまだ根深いですね。セクシャリティにもっと柔軟で寛容である世界が普通になるときが来るといいですね。

 


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