原題:Gone Girl(2014年)
評価:★★★★★
【STORY】
ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ベン・アフレック
ロザムンド・パイク
ニール・パトリック・ハリス
タイラー・ペリー
キム・ディケンズ
etc,,,
結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。
アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースに、理想の夫婦が抱える秘密を暴く。
監督は、『ソーシャル・ネットワーク』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー。主演はオスカー受賞作『アルゴ』など監督業でも活躍するベン・アフレック、妻には『アウトロー』などのロザムンド・パイクがふんする。
この映画は実際に起きた『スコット・ピーターソン事件』がモデルとなっている。
こんな映画だと思ってなくてもう感情がかなり忙しい映画でした!!総じてかなり楽しめました!!いきなり妻が失踪なんて心配だよね、ニック可哀相。からの、なんだよニック浮気してたのかよ最低!!からの、え?!エイミーめちゃくちゃやばいサイコ野郎じゃん!!って忙しい忙しい。
妻が失踪して、夫婦仲が冷め切っていたこと、事件現場の状況からおかしな点があり、そして夫は浮気をしていたことが判明し、まぁニックが疑いの目を向けられることはしょうがないというか。でもメディアに好きかって言われるのは気の毒でならなかったね。
話の流れもすご良くて、最初はほんとニックが糞野郎なのかって思って観てたけど、徐々にエイミーの異常性があらわになってきて、かなり用意周到。相当な恨みだよこれ。汗
エイミーは最初ニックを悪者にして身を潜めて暮らすのが目的だったんだろうけど、会見で観た良き夫という役割を演じた夫の元に戻ることにしたんだろな。でもただ戻るわけにはいかないからデジーが使われるわけだけど。まさに“アメイジング・エイミー”すぎて怖かった。
良き妻で居続けたはずなのに夫の裏切りが許せなくて、「互いが互いの役割をきちんと演じるべき」ってセリフがあるけど、結婚はそういうものなんだと。会見で良き夫を演じて命拾いしたわけだけど、良き夫でなければ死刑!!って愛は?っていう。そこに愛はあるんか?!って某CMのようなことを思ってしまいました。笑
原題がゴーン・ガールで全然ガールって年齢じゃないじゃん!って思ったんだけど、絵本の中のアメイジング・エイミーと今までの良き妻っていう人物像のことだったのかなぁ。
ニックの妹も全てを知ってるだけにつらい、泣くのもわかる!この映画はかなりの衝撃度で話題になるの納得でした!!