原題:Ma vie de Courgette/My Life as a Zucchini(2016年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
9歳の少年イカールは突然の事故で最愛の母親を亡くし、同年代の子供たちが共同生活を送る施設で暮らすことになる。母がつけてくれたニックネームの“ズッキーニ”を大事に思っている彼は、最初は新しい生活に慣れずにいた。だが、それぞれ問題を抱えた子供たちと接するうちに、イカールも彼らと少しずつ打ち解けていき……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ガスパール・シュラッター(ズッキーニ)
シクスティーヌ・ミューラ(カミーユ)
ポラン・ジャクー(シモン)
ミシェル・ヴュイエルモーズ(レイモン)
etc,,,
アニメーション映画週間ラストはこの映画。
第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、世界中で旋風を巻き起こしたスイス・フランスのストップモーションアニメ。
母親に先立たれて施設に入れられた主人公が、仲間たちと信頼関係を築いていく様子を映し出す。
これまで短編アニメを手掛けてきたクロード・バラスが監督を担当。長い時間を費やして丁寧に制作されたアナログな人形たちによるアニメに注目。
ジル・パリス(フランス語版)による2002年の同名小説(2004年ポプラ社『奇跡の子』として邦訳版が刊行。その後、2018年1月DU BOOKSから新装改訂版『ぼくの名前はズッキーニ』が刊行)が原作。
母親の事故死の仕方が結構衝撃。本当の名前はイカールだけど母親に呼ばれるズッキーニって言い方が大事ってなんかあるよね。
それぞれの子供がいろんな境遇で孤児院に来ていて、心に問題を抱えていて、でもみんな平等に愛されるべき。だからひどい人ばかりではなく優しい先生や警官のような人が溢れていることを知ってほしいと思った。
上映時間が1時間ちょっとと短めでサクッと観れるけど内容はディープ、そんな映画でした。