原題:Paterson(2016年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
ニュージャージー州パターソンでバスの運転手をしているパターソン(アダム・ドライヴァー)は、朝、妻のローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをすることから始まる、変化のない毎日を過ごしている。そんな日々の中でパターソンは、周囲の会話やマッチ箱といった何げない物事に着想を得た詩をノートに書き留めていた。(シネマトゥデイ)
【CAST】
アダム・ドライヴァー
ゴルシフテ・ファラハニ
バリー・シャバカ・ヘンリー
クリフ・スミス
チェイセン・ハーモン
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
永瀬正敏
etc,,,
『ブロークン・フラワーズ』などのジム・ジャームッシュが監督を務め、『沈黙 -サイレンス-』などのアダム・ドライヴァーが主人公を演じたドラマ。詩をつづるバスの運転手の日常を映し出す。
共演は『彼女が消えた浜辺』などのゴルシフテ・ファラハニや、ジャームッシュ監督作『ミステリー・トレイン』にも出演した『光』などの永瀬正敏ら。アメリカの詩人ロン・パジェットによる詩の数々が、作品に趣を与えている。
ただ淡々と日常を映し出しているだけなんだけどこういう映画は嫌いじゃない。
思ったことをつづる、詩って奥が深いな~。雨の詩を書いてた女の子よかったね。空から降ってくる水を人は雨と呼ぶというのはただの事実というか、だけどなんかじんわりくる感じ。こういうじんわり感が劇中ずっとって感じでなんだかいいなぁ~って。
わんちゃんが詩集をがじがじに噛み砕いちゃってただの紙くずと化してるところは本当に言葉にならない感じで。ローラが本人以上に悲しいとか怒りの感情をあらわにしてることって結構大事だったりすると思う。ローラがたくさんのカップケーキを作って売れたことをすごく褒めてたパターソンもそうだし。
ずっとローラがコピーを取るように言ってたけどコピーとっておけばよかったとか後悔の気持ちとか言葉はなくともあの瞬間いろんな感情を感じられる。けどそのあと新しい白紙のノートを手にしたのも新しい始まりを感じる。