ミリオンダラー・ベイビー | Let's watch a movie, shall we?

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感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Million Dollar Baby(2004年)

評価:★★★★★
【STORY】
ロサンゼルスで古いボクシングジムを営むフランキー(クリント・イーストウッド)は、タイトルマッチに挑戦寸前で、唯一の金のたまごでもある選手によそのジムに移籍され意気消沈していた。(シネマトゥデイ)

【CAST】
クリント・イーストウッド
ヒラリー・スワンク
モーガン・フリーマン
アンソニー・マッキー
ジェイ・バルシェル
マイク・コルター

etc,,,

監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。2000年に発表されたF・X・トゥール(F.X. Toole:本名:ジェリー・ボイド)の短編集『Rope Burns:Stories From theCorner』を元にポール・ハギスが脚本を担当。


第77回アカデミー賞作品賞受賞作品で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇。

ボクシングに希望を見い出そうとする女性とそのトレーナーの心の葛藤を丹念に描いたヒューマン・ドラマ。

ものすっごい久しぶりに観ました。レビューがまだだったから次なんかの機会に観たら書こうと思ってて、地上波でやっていたのでやっとこさレビュー書けた。てか結構いろんなキャスト出てたんですね。



ヒラリー・スワンクは元来運動神経に秀でており、水泳でジュニア・オリンピックの選考会に参加するほど。そして撮影に際し、3ヶ月間数多くの世界チャンピオンを輩出したヘクター・ロカの元でトレーニングを重ねたそう。

ボクシングって観ていて痛々しいので私まったく見ないんですけど、「パンチは強いかどうかではなく効くかどうか」ってセリフがあって、体重移動とかも重要でただ殴ればいいってもんじゃないんだなぁなんて。

鼻が折れてるのを治すところはもう痛々しすぎて直視できず。

家族のために家を買ったのに喜んでもらえなかった場面は悲しすぎるし、家族の糞っぷりは観ていて胸糞悪い。


ただのスポーツ映画ではなく、尊厳死というテーマを扱っているこの映画。

完全に相手の反則でだけど不慮の事故で脊椎損傷、体の自由を奪われてしまうという急展開には現実を受け入れられなくてあたふたしてしまうフランキーの気持ちを体現するかのよう。

本人は死にたがっていても生きてほしいと思うことはエゴなのかな。ボクシングが全ての人がそれを奪われたら生きる意味を見失うのはわかるけど、悔いないと思えるときに死にたいけど・・・。

いやぁ~、切ないなぁ。


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