評価:★★★★☆
【STORY】
イギリスの田舎町で、ルーことルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は失職を機に、交通事故で車いすの状態になってしまった青年実業家ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)の介護と話し相手をする期間限定の職に就く。活力を失っていた当初は冷たい態度を取るウィルだったが、彼女の明るさに徐々に心を開き、二人は惹(ひ)かれ合う。そんなある日、ルーはウィルの秘密を知ってしまい……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
エミリア・クラーク
サム・クラフリン
ジャネット・マクティア
チャールズ・ダンス
ブレンダン・コイル
スティーヴン・ピーコック
マシュー・ルイス
etc,,,
アメリカ・イギリス合作映画で、世界中で読まれているジョジョ・モイーズの恋愛小説「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」を映画化。
障害者の自殺幇助・安楽死を扱った問題作。ロマンティック・コメディと銘打たれた本作の結末については、一部の映画評論家などが賞賛する一方で、多くの障害者活動家やレビュアーから非難の声が寄せられた。
飛行機内で観たこの作品、日本語のタイトル知らず、今記事を書くんで調べて初めて知った。こんなタイトルだったんですね。小説の副題そのまま使ってもよかったような気がするけどね。
普通のラブストーリーだと思ってたから観てびっくり、切なかった。
ハリー・ポッターのネビルことマシュー・ルイスが出てたこともびっくり。セクシーイケメンに変貌したと話題になってた時がありましたがほんと随分と引き締まってますね。顔は変わってないけど。
ルーが劇中で来てる服がとても個性的だけどとても可愛かった。
また彼女の人となりも好感が持てて素敵な女性すぎました。
尊厳死、安楽死というとても考えさせられるテーマ。
この映画を観て、2014年29歳の末期がんだった女性ブリタニー・メイナードが安楽死を選択したニュースを思い出しました。米国ではオレゴン、ワシントン、モンタナ、ヴァーモント、ニューメキシコの5つの州で安楽死を合法としているそうです。その他スイスやオランダ、ベルギーなどの国でも合法。
日本では合法ではないけど、病気で苦しんで終えるよりも自分の最期を選択できるとなれば少しは気持ちも軽くなるような気もする。もちろん残される側としては少しでも長く生きてほしいけど。
ウィルは事故の前の自分と今の自分を比べて、今を受け入れることがどうしてもできなくて、終わらせることを選択したわけだけど、なんかもうほんと何とも言えない気持ちになった。
“人を変えることはできない”
劇中で何度か出てきたこの言葉、私はルーのように変えることができると信じたいと思う人間。たとえ変えられないとしても諦めたくはないって思う。だってそういう人がいないと変えられるものも変わらないから。
彼が残した手紙を読みながら終わるラストはなんだかとってもきれいだった。テーマは重いかもしれないけど、終わりはなんだか晴れやかでした。
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