評価:★★★★☆
【STORY】
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。(シネマトゥデイ)
【CAST】
マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
ポール・ライザー
メリッサ・ブノワ
オースティン・ストウェル
ネイト・ラング
etc,,,
ゴールデングローブ賞授賞式が終われば次にやってくるのはアカデミー賞!!第89回は2月26日に行われるそうで、アカデミー賞授賞式が近づくと受賞作品を観たい気分になる私。
第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、J・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞した本作『セッション』を観ました。
マイルズはジャズドラマーを演じるため、2か月間、一日に3~4時間ジャズドラムの練習を続け、撮影で自ら演奏しており、作中の手からの出血はマイルズ本人のものであるというから驚き。
血のにじむ努力ってこういうことを言うんだなって。だから私が努力したところでそんなのはこういう人たちにとってはミジンコ並みに小さいかもしれない。そういうのは比べるものじゃないしそもそも比べる規模が違うからあれですけれども。
とにかく開始直後からものすごい緊迫感。
あの静寂、すごい映画に引き込まれる瞬間。
私は楽器はてんでダメで、だから絶対音感がある人やちょっとした音のずれも気づくってすごい。ずれている人が誰か見つけ出すところで本当は誰かわかってたのに言わずに他の人が出ていくはめになってしまったのはなんかもう、ひえぇ~ってなった。
こういう熱血指導、鬱になる生徒が出るのも納得。なにくそ負けるかってやる気の糧にするのならいいけど、どんなに頑張っても罵声を浴びせられてたら嫌にもなる。それになんでもいきすぎてはいけないのよ。
私は負けず嫌いではあるけど怒鳴る人が大が付くほど嫌いなのでこういうの無理です。笑
事故ったにもかかわらず大会で弾こうとしたニーマン、そこは他の人の迷惑にもなるからやめよう?って感じ。笑
セリフはかなり削られててほぼ二人だけのやり取り。
原題のWhiplashは劇中に出てくる曲名である他、ムチで痛めつける、むち打ちという意味が。映画を観ればわかるけどドラムの早打ちは本当にすごいの一言。もちろん適当に打ってるわけじゃないんだもん。
ラストはなんかもう何が起こっているのやらって感じで圧倒された。
密告者はお前だは思わず心臓きゅってなった、最後まで怖すぎ!!
観るときはぜひ字幕で観ましょう。
J・K・シモンズとにかく叫び倒しています!!
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