評価：★★★★☆
妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット（ブラッドリー・クーパー）は、近くに住んでいるティファニー（ジェニファー・ローレンス）と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。（シネマトゥデイ）
【CAST】
ブラッドリー・クーパー
ジェニファー・ローレンス
ロバート・デ・ニーロ
ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・タッカー
アヌパム・カー
etc,,,
マシュー・クイックの同名小説が原作。
第85回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、ローレンスが主演女優賞を受賞した本作、原題は「逆境に立ち向かう指南書」という意味で米国内では比較的よく知られた慣用句である。
ロバート・デ・ニーロが出ているとはつゆ知らず、この映画に出てたんですね～びっくり。
人の心は結構もろい、だけどそれは少しずつでも必ず癒されるもの。
パットもティファニーも周りの人にはわからないくらい心に大きな穴があって、ちょっとしたことで爆発したりする。周りから観たら精神を病んだ異常者のように映るかもしれないけど本人たちだってセラピーに通ったりして感情を何とかコントロールしようと頑張ってる。
ジェニファーのレストランでのブチ切れ演技は狂気じみててすごかった！
周りの迷惑も考えずいきなり夜中にわめきちらすブラッドリーもすごかったけどね！
ダンスの審査の結果が5点で大喜びしてるところは思わず笑ってしまいました。審査員や周りのダンサーは何がそんなにうれしいのかわからなくてポカーンとしてるのがまた面白くて、ここのシーンは好き。
浮気されたのにパットがどうしてそこまで奥さんにこだわるのかちょっと理解できなかったけど、ダンスが終わって何を伝えたのかはなんとなく想像が出来て。
最後はお互いが惹かれあっていたことを素直に伝え合うことができて良かった。過去にとらわれていたことを伝えるところはなんかじーんとしました。
甘いラブストーリーとはちょっと違ったラブストーリー、いいですね。
過去にどんなことがあろうとそんなこともひっくるめて自分が好きと言えるティファニー、過去にとらわれてばかりではいけないと気付けたパット、素敵な二人でした！！
