私は著者だなんて名乗れるほどの者ではありませんが、いち飼い主として、「かゆいところに手が届く飼育書がなかなかない!」と思っていましたので、今回出版させていただく「愛鳥のための健康手づくりごはん」では、食事に関するかゆいところに孫の手を添えるつもりで書きました。
出版のお話をいただいた際に編集長さんが仰いました。
「愛読書になる実用書を作りましょう!」
つまり、何度も繰り返し開いてはめくって役に立ててもらう一冊にしたいということです。
この一言で私の闘志に火がつきました。
例えば最も取り上げられる「ペレットとシードの違い」
シードは栄養素が不足してペレットは総合栄養食で、なんてことはもう周知のことです。
しかし多くの飼育書が食事について触れているのはその程度です。
犬なら食事に特化した専門書や(内容の良し悪しは別として)しつけに特化した専門書があり、大切な情報が細分化されていますよね。
鳥の飼育書もそうなる時がきていると感じます。
ある本には「ペレットは理想的だけど食べない子もおるでのう」的な一文で締めくくられていました。
ではその本を読んだ飼い主さんが、ペレットの切り替えに挑戦したとします。
案の定、愛鳥は食べません。
飼い主さんはどうすると思いますか?
試してはみたけどやっぱりうちの子はペレットを食べないんだわ、と嘆きこのチャレンジは終了です。
あれがいい、これが悪いと述べることは簡単です。
しかし、だったらどうすればよいのかという一歩先を示すことが情報発信する者の責務ではないかと思うのです。
本書は切り替え方のコツからペレット以外の食物の栄養素や可能性にまで触れています。
もちろん全てのことには答えられないかもしれませんが、その努力はしたつもりです。
レシピ本というタイトルではありますが、手づくり食はあくまで食事を見つめる上での1ツールとして位置付けています。
シードとペレットについてのみ論ずるような狭くて単純な視野で鳥の食事を捉えてはいません。
鳥の飼い主さんは、まじめでマメな方が多いです。
だからこそ、悩んでしまいやすいのです。
その悩みを少しでも軽くできたらという想いで書きました。
獣医さんや専門家の方が見てどう思うかわかりませんが(きっと反対する方もいらっしゃるでしょう)、100%飼い主さんの目線で書いたことを知っていただけたら嬉しく、ブログに書きました。
てことで、なんか宣伝になっちゃってすんませーん
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愛鳥のための健康手づくりごはん
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