眞田先生監修のペレットに関する本がTSUBASA出版から発売されましたね!
まだ読んでいませんが、現在あらゆる本に載っているペレットの情報は全く役に立ちませんので(笑)、このような本がでることは日本のバードフード界の前進だと思います!
さて、タイトルにもありますようにSunnykitchenについてお知らせさせていただきます。
昨年の4月にフードの販売を休止し、オリジナルのバードフードを考案すべくお時間をいただいております。
待ってます!とおっしゃってくださる方々ありがとうございます(*^_^*)
「鳥さんに食べる楽しみを」という理念に賛同してくださる方がいて、とても心強いです。
まず初めに目指したのは、「国産有機栽培原料のみを使用したペレット」でした。
しかし問題点がいくつか浮上しました。
①原料を豊富に使用すると、国産のみで取り揃えることが難しく、もし生産している農家さんを探し当てたとしてもコストが大幅にかかってしまう
②無添加ゆえ短い期間で製品をさばききることが求められ、工場に加工を発注した場合個人事業規模では管理が難しい数での製造となる
まず①については、国産ではなくてもきちんと有機JASと同じ規格で有機認定を受けた生産物を使用することでクリアしました。
(有機であっても、中国産は避けています)
全て人間用の食材です。
国産にこだわりすぎて、使う食材のバリエーションを減らしたくはありませんでした。②については、メーカーに企画を持ち込む方法というのもありますが、日本のバードフード業界はまだあまりオープンな雰囲気ではないため、現実的ではないと感じました。
ワンちゃんのフードですと、事業所の大きさに関わらず製造工程を公開しているメーカーがいくつもあって、しっかりと飼い主さんが選べる市場になっているように思います。
いい意味で競争ができていますよね。
日本のバードフードは、原材料表示すらされていない製品が平気で販売されている非常に遅れた業界です。
問い合わせても答えてくれないメーカーもあるそうです。
派手なカラーリングなのに着色料など添加物表示がないペレットもあります。
ズプリームは赤色○号、青色○号系を使っており、某ショップオリジナルのペレットはズプリーム製品にそっくりな色ですが、添加物表示がありません。
色付きの食事は糞便の色が染まってしまい、何か異変が起きた時に発見が遅れる恐れがあります。
添加物の良し悪しについてここでは触れないとしても、一歩下がって疑う目を持つのも必要かなと思ったりします。
特に、何十年も食べ続ける大型鳥さんにとっては重要なことだと思います。
たまに「どのメーカーのペレットがいいですか?」とお問い合わせがあります。
個人的には人工着色料や香料を使用しているメーカーが製造しているペレットは無着色タイプであっても食べさせたくないのが本音です。
ズプリームは栄養バランスが小型から大型まで一律なのも疑問です。
ラウディブッシュは保存料が懸念されます。
品質を安定させるという観点でみれば安心という見方もできます。
しかしメインのペレットにするにはどうかなと思います。
我が家では少し入れています。
今のところハリソン、ラフィーバー、トータリーを軸に、あとは手作りにしています。
ハリソンなどが絶対いいとは言い切れませんし、今後選択は変わっていくと思います。
あくまで個人的な見解で正しいと主張するつもりは全くありませんので、ご了承お願いしますm(._.)m
ゴールデンフィーストという会社から、他に類を見ない素晴らしいペレットがありましたが、残念ながら生産が止まっているようです。
オーガニック食材を含む50種の原料からなり、乳酸菌も含まれていました。
ハーブや野菜果物が豊富でした。
世界にはもっと色々なバードフードがありますが、個人で海外サイトにアクセスしなければそれらを知ることはありません。
ショップに並んでいる狭い選択肢からしかフードを選べないのが現状です。
輸入して販売するにはそれなりの量を仕入れなくてはならないため、日本ではなかなか取扱いの種類が増えないそうです。
少し話が逸れましたが、工場で加工するということは工場監査も必要になります。
オーガニックや無農薬という表示をするためには、何百種類の農薬に対しそれらが検出されないという証明をしなければいけないので、個人事業では到底難しいことも知りました。
以上の理由からオーガニックペレットの開発は難しい。。。と暗礁に乗り上げたのでありました。
後編はまた次回に。
少し前の我が家のごはんです。
これに手作りを足します。
リング形のがゴールデンフィーストのものです。
再販されますように!