いくら横浜中華街だと言っても昼に2軒ハシゴすれはお腹は一杯になる。
そうなれば、こだわりの中国茶でも飲みたくなる。
横浜中華街にある中国茶専門店悟空の併設されている2階のカフェはいつも満席でなかなか入れない。
その日は、ボードに名前を書き、1階の様々なお茶や器を見ながら、待ってみることにした。
自分の番が来て2階に案内される。
専門的なお茶の用意がなされる。
私は店に置いてあるジャスミン茶で最上等のものを注文してみた。
ガラスの茶器に入れて、
指定の時間蒸して飲んでみる。
茉莉大白豪は、他のジャスミン茶とは一線を画し、優雅で軟らかく芳しいジャスミン香はするが、まろやかな口当たりで実に美味しかった。
この店では、中国茶のお供にはドライフルーツがついてくる。
お腹が一杯だったので食べ物の注文はやめておこうと思ったのだが、こんな美味しい中国茶を飲むんだからと言い訳にならない理屈をかざし、冷桂花香茶湯圓と腸詰入り蓮包おこわをお願いしてしまった。
冷桂花香茶湯圓は、金木犀シロップの中に胡麻餡やピーナッツ餡の入った白玉を浮かべたデザートである。
こんなの美味いに決まっているではないか。
蓮包おこわは、蓮の葉を広げると、
可愛らしいおこわが鎮座していた。
これもとても美味しい。
そうなると違うお茶が飲みたくなる。
私は杭州龍井茶を追加した。
香ばしく美味しい。
横浜中華街で幸せなティータイムを楽しむことができたのだ。