広島バーポアラーでマンハッタンとマルセイユのブルーパスティスを | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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ビールスタンド重富の次は、倉敷の岸川さんに教えてもらったバーポアラーに向かった。


バーポアラーは素敵なパーだった。

オーナーバーテンダーの児玉さんはかなりの凝り性で、スコットランドやフランスに行って現地でしか買えない珍しいものを定期的に買ってくるようだ。

まずは、ジンフィズをお願いした。

作り方が丁寧で所作も美しい。

心なしか児玉さんの作るカクテルは旨みや甘みをうまく取り入れている。

師匠の影響だと児玉さんはおっしゃっていた。



お通しにもこだわりが感じられる。



2杯目のマンハッタンは2種類のベルモットを使われていた。

甘味がフワッとくるやるせないマンハッタンとなる。



最後の一杯をお任せにしたら、何とマルセイユで買われたというブルーのパスティスを出してくれた。



これは私がアニス酒が好きで、スペイン産のシャリュトリューズやイタリアメレッティ社のアニス酒、1850年代の禁止される前のフランスのアブサンを飲んだ話をしたからである。



児玉さんの優しさとセンスの良さを感じた。

また、私が広島で何を食べたらいいかと相談したら色々と食べるべきものを教えてくれ、これからそれらが食べられる近くの店に案内してくれるというのだ。

私は感謝しながら次のお店に連れて行ってもらったのである。

ちなみにこのお店にはスコットランドで購入したというウィスキーのハンドソープが置いてあった。

そのハンドソープで手を洗うとウィスキーの香りがするのである。