倉敷アニバーサリーでピノノワールとアメールピコンを | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

バートリップハイの岸川さんに教えていただいたバーは平井さんがやってらっしゃるアニバーサリーだ。
倉敷では老舗でバブルの頃の豪華さが感じられるテラスまであるお店だ。
今は消防法上使えないようだが暖炉まである。


オーナーバーテンダーの平井さんは先代よりこのお店を引き継いでいるようだ。

現在平井さんはバーテンダー協会中国地方全体の支部長をされている。

根っからのバーテンダーなのだが、幅を広げるため、ソムリエ資格も持ち、ワインやフロマージュやショコラに対しての造詣も深い。

それではと最初の一杯はスパークリングワインをお願いすることにした。

すると見事なレベルの高いカヴァを出してくれたのである。

辛口の中でも少し甘みはあるが泡の立ち方も熟成感も実にしっかりとした一杯だった。



こうなったらワインもお願いしてみたくなる。

何が好みかと聞かれ、思わずピノノワールと答えてしまった。

出してくださったのは、カリフォルニアのピノノワールだった。

昔カリフォルニアのピノノワールは気候のせいか甘く仕上がっていることが多く、敬遠していたのだが、出してくれたブレッド&バターのピノノワールは甘ったるさなど全くなく複雑みや香りもよくかなり美味しくてびっくりしたのだ。



平井さんとは、ワインやフロマージュやショコラの話を沢山させていただいたのである。

そして、最後は私の大好きなフランスのリキュール、アメールピコンを使ったピコンソーダプラスアルファを作っていただいた。



そのプラスアルファは名バーテンダーにより様々なのだが、平井さんはクレームドカシスを加えてくれた。

倉敷のバーは素晴らしかったのだ。