修善寺定連で椎茸そばと山葵丼を | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

三島駅から電車に乗って修善寺駅まで来た。



ここから送迎の車に乗って温泉に入りに行くのだが、送迎の時刻まで少し時間があったので、昼食をとることにした。

駅前に渋い蕎麦店を見つけ、その定連の扉を開ける。



メニューを見て、私は山葵の本場修善寺で一度食べてみたかった山葵丼を思わず注文してしまった。

山葵丼は丼のご飯の上に上等な鰹節と海苔が敷かれ、



そこにいい色合いの擦りたての山葵をまぶし、



醤油をかけていただくものらしい。

ひとくち口の中に入れると鮮烈で清々しい山葵の香りと味わいがパーッと広がっていく。

京都のお茶屋で教えてもらった錦木と同じ料理ではあるが、本場の採れたての修善寺の山葵は強烈だった。

間違えてそれなりの山葵の塊を口に含むと咳が止まらなくなりそうだ。

しかし、甘みもあり物凄く美味しい。



同行者は椎茸そばを注文していた。



ここ伊豆市は、原木椎茸の発祥の地らしい。

その原木椎茸をたっぷりと使った椎茸そばは美味しかった。

椎茸から出る品のいい出汁の味がたまらない。



思いがけず美味しいものに出会え、幸せだった。



その後は、送迎のバスに揺られてワイナリーの経営する温泉ホテルに行き、温泉三昧となったのである。



ワイナリーの見学は時間がなくてできなかったが、



ワインは沢山売っていたのである。

修善寺を充分に堪能した後、再び三島に戻ったのだった。