京都の名バーテンダー坪倉さんがいらっしゃるロッキングチェアーは夜遅めの時間は客で混み合っていてなかなかお店に入れない。
早い時間17時なら予約は取れるがこの間のように早い時間には坪倉さんがいないこともある。
一応その日は坪倉さんが早い時間からいらっしゃると聞いて17時に伺った。
同行者は桃のノンアルコールカクテルを、
私は、ポート酒を使ったロゼ・ポートニックをお願いした。
トリュフ風味のチーズフレンチフライもお願いした。
そもそもこの店には5人ほどバーテンダーがいるがいずれもレベルが高い。
しかし、坪倉さんのカクテルは群を抜いていて唯一無二なのだ。
ヴェルデ・アマーロ・モヒートや
デラウェアを種子や皮ごと使ったノンアルコールカクテル、
白眉は世界最古のカクテルと言われるサゼラックだ。
坪倉さんの作るマンハッタンと同じようにこのサゼラックもやるせなく切ない味がしたのである。
やはり京都に来たらここに来ねばなるまい。