京都パティスリーSのムラングシャンティキャラメル | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都パティスリーSは開店以来からずっと通ってきているお店だ。
最初に訪れた時から実にフランスくさいお店だと思っていたが、いつの間にか本店でのイートインができなくなってしまっていた。



それでも、ケークやショコラ類は、フランス臭さに磨きがかかっているようなラインナップになっていた。



私は、ショコラ・ブリュンヌとショコラ・マーテル、



シューアラクレームとムラング・シャンティ・キャラメル、



パンデピス・ショコラを注文した。



ホテルで一気に食べてみる。



ショコラ・プリュンヌは、フランスアジャン産のふっくらとしたプラムの中に、グラッパマジアとヴァローナ社のガナッシュが詰められている。



ショコラ・マーテルは、マーテル・コルドンノワールの芳醇な香りとショコラのマリアージュが素晴らしい。

パンデピスは青山にあったデュヌラルテ以来の本格的な味わいで嬉しくなる。



そして、圧巻だったのが、ケーク類の美味しさである。



シューアラクレームのクレームパティシエールの濃厚で味深いこと。



いにしえのオーボンヴュータンを彷彿させるムラング・シャンティ・キャラメルの味わいには涙ぐみそうになった。

味は想い出であり、時が経ってもその時の思い出は色褪せることはないのだ。