部屋で食べる山の上ホテルの和朝食 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

朝7時半になって、てんぷら山の上が作る和朝食が部屋に届けられた。
テーブルの上にはお盆が2つ置かれる。


左側のお盆には、沢山のおかずが載せられている。


右側のお盆には、ご飯に入ったお櫃と味噌汁とデザートのオレンジとポットに入れられた焙じ茶が置かれている。


まずは、朝から中トロ鮪のお造りを贅沢にもいただく。


焼き鮭と関東風の少し甘みのある玉子焼きもつまむ。


焚き合わせは、大根と蒟蒻と自家製さつま揚げだった。


焼き海苔、ちりめん山椒、上等な明太子、青菜のおひたし、立派な梅干し、たっぷりのひじき煮、蕪の古漬けと胡瓜の糠漬けなど、沢山のご飯のお供が私を泣かせる。


ご飯も味噌汁も美味しい。


最後はオレンジを頬張る。


全て食べ切り、焙じ茶を啜る。
同じ部屋でいにしえの文人墨客が同じ和朝食を食べて何を思っていたのかと想像すると何か感慨深い。
食後は、新聞を読んで部屋でまったりとした後、少し物を書いたり、絵を描いたりして午前中を過ごしたのである。
和朝食となると祇園畑中や近又など、京都で食べた和朝食が懐かしくなるが、東京らしい和朝食には充分満足できたのだ。
思わず次回この401号室に再び宿泊する日を決め予約してしまった。