ぼくさんの凄い土佐の日本酒とご馳走 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

土佐酒バルの店主に紹介していただいた土佐酒処ぼくさんを訪ねてみた。


このお店は、土佐酒バルの店主の師匠および元上司で2人ともパレスホテル高知に働いていたらしい。
最初にお任せで3種類の飲み比べセットをお任せした。


お薦めの日本酒はいずれも私の好みですこぶる美味しい。
特に南の斗瓶取りがお任せで何気なく出てくるなど心憎いではないか。



そして、お腹が空いているかと聞かれ、「はい。少し」と答えると、まず、3種類のお通しを出してくれた。
ハスの茎の酢漬けや枝豆のムース・ゼリー添え、茄子の煮浸しなどどれも高知らしく手がこんでいて美味しい。
特に私の好きな食べ物のベスト5には入る茄子の煮浸しは日本一の茄子を使っていることもあり最高の味だった。
実は、これはほんの序章にしか過ぎなかったのである。


厨房に入って暫く出てこられなかったので、何をなさっているのかと思ったら、高知名物皿鉢料理さながらに色々な料理が乗せられているひと皿が届けられた。
カツオのトロの部分ハランボを焼いたものなど様々な高知の郷土料理が所狭しと並んでいる。


高知の日本酒もマニアックなものがお任せで


どんどん出てくる。


挙げ句の果てには、今日自家製牛すじカレーがあると聞いて、もうお腹がいっぱいなのに、そのカレーを頼んでしまった。


これが美味しくないわけがない。
料理も含めてサービス精神旺盛な酒亭であった。
ちなみに店主は若い頃はらたいらさんの家に下宿していたそうである。