横浜中華街華錦魚屋ランチで白鯛の清蒸を | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

平日の昼間に横浜中華街で現地の方が好みそうなマニアックな一期一会のその日だけの日替わりランチを探しながら中華街を散策するのが私は大好きである。
そんな中、最近のお気に入りが肉料理の一楽と魚料理の華錦飯店だ。
その日の一楽はハチノス等臓物を使った魅力的な料理なのだが、早くも売り切れていた。
鳥のセセリを使った料理では満足できず、他の店を散策する。
海員閣は復活していたが結構混んでいたし、ランチのスペシャル感はないので、今回はパスした。
さて、向かったのは魚料理の華錦飯店である。


その日の魚屋ランチはというと…
何と白鯛の清蒸があるではないか。


店内に入り、恐る恐る限定20食のそのスペシャルランチがあるか尋ねたら幸運にもまだ残っていたのである。
というよりも私以外は、そのランチを誰も頼んでいなかった。
テーブル席に座り、ざっくりとした容器に入った冷たい中国茶をいただく。


いつもよりは当然時間がかかるが苦にもならない。
そして、ついに料理ができあがった。


何と白鯛の清蒸は切り身や半身ではなく、1匹丸々使われている。
ちなみに萬珍樓では、清蒸海鯛魚は一皿6000円だった。


この魚屋ランチは700円である。
一口食べてみる。
胡麻油と老酒が絶妙に効いていて物凄く美味しい。
白鯛もすこぶる新鮮で骨以外全て食べることができる。


美味しくて夢中で食べる。



箸休めに一緒についてきたスープを一口飲んで驚いた。


上湯と南瓜と卵を使ったシンプルなスープなのだが、何とサザエが沢山入っていたのである。



デザートも杏仁豆腐が美味しかった。


何度も言うがこれで700円である。
消費税さえ取らない。
この潔い魚屋ランチからもう目が離せないのである。