東村山の名店土家をやっと訪れることができた。
田舎のおばあちゃんの家のような古民家の中に入り、テーブル席に着く。
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最初は夏野菜のジュレ寄せである。
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様々な夏野菜が品のいい酸味のジュレで包まれている。
心憎いことに中にブルーベリーが忍ばせてあった。
続いて前菜の盛り合わせのような一皿が届けられた。
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特に小鮎の甘露煮が白眉だった。
次に蕎麦がき入りのかき玉仕立ての椀が届く。
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出汁に品の良さが感じられる美味しい一品だった。
続く太刀魚を使った皿も見事だった。
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トロッとした味わいにジャガイモのムースがよく合っていた。
水菓子は桃のソルベとフレッシュが奥に忍ばせてあるひと品で表面にはジュレとスイカのフレッシュが散らしてあった。
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夏をしっかりと感じさせる料理と空間で身体も心も満たされて、店を出たのだった。