ヴィロンのステーキ・フリットとマロンのパルフェ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

渋谷ヴィロンの朝の焼きたてパンは確かに美味しい。
ただしヴィロンの朝食での食べ物はデニッシュ類とバゲットとジャムだけなので、相当な甘党でないと食べていて飽きが来てしまうだろう。
それも9時から11時までに入店しなくてはならない。
それにランチは11時半から始まるが、予約をしていないと11時過ぎに行っても11時半まで待たされ、挙句の果てには1時間程で次の予約の方がお待ちなのでと肩を叩かれる。
私がヴィロンでパンとジャムだけの朝食だけでなく、かと言って気ぜわしいランチでもなく、好きなものを食べたい時は、11時過ぎにおもむろに入店し、今の時節ならある二つのものを注文する。
いずれも11時からオーダーできる。
一つはビストロらしいステーキ・フリットである。


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肉は大きくポム・フリットもたくさんついてくる。
大きなステーキは何も言わなくても絶妙なミディアム・レアで焼きあげてくれる。


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肉は軟らかいし、筋もほとんどなく美味しくいただける。
誰しもこれだけで充分にお腹が一杯になるだろう。
そして、もう一つの食べ物が、秋から冬のこの時期にしかないラム酒がたっぷり効いた栗のパルフェである。


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これは自家製栗の渋皮コンフィをたっぷり使った魅惑的なパルフェである。
見るたびに惚れ惚れとしまう一品だ。


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この二品頼んでも3000円少しである。
遅めの朝食なら二人でシェアすれば充分であろう。
ランチ二人分よりははるかに安い。
ちなみに飲み物は水で充分である。
前の晩に飲みすぎてなければシードルや赤ワインを頼んででもかまわないが…
午前からヴィロンをビストロやカフェとして使いたい方はお試しあれ。