我ながらまた凄い店を見つけてしまった。
銀座松坂屋の二本裏手の道沿いに面白そうなカフェの看板が出ているのである。
しかし、いくら見渡してもそんな名前のカフェは見当たらないのであった。
あるのはあの老舗のニッカバーとして有名な樽の店舗だけである。
でも、よく見ると樽が営業しているようであった。
樽がこんな朝から営業しているわけがないのだが…と思いながら階下に降りていくと…
なんとカフェ・イル・ソリートは樽の店舗を朝から昼の時間帯に借りて営業しているのだった。
そこには外見は日本人だが、日系アメリカ人らしきバリスタの方が一人で切り盛りしていた。
といっても私以外に客はいなかったが…
よくよく聞いてみるとアメリカ東海岸でカフェを経営していたらしく、このお店も三ヶ月程前に始めたらしい。
コーヒー豆にこだわっていて、ラテ・アートの第一人者、澤田洋史氏のストリーマーコーヒーカンパニーのこだわりコーヒー豆を使っていた。
その豆で作られたマキアートは香り高く濃厚でかなり美味しかったのである。
そして、アメリカ時代にも定評のあったオリジナルチョコラータ、カペッツォーレ・ディ・ベレーレもいただいた。
ガーナ産カカオ豆を使った上質なチョコレートを使っている。
トロリと濃厚でその上にフォームドミルクが浮かべられているのであった。
これもかなり美味しい。
話していて気持ちのいいバリスタにこういう素晴らしい飲み物を作ってもらって飲む朝は素敵なのであった。
ちなみにシェカラートもしっかりメニューにあったので次回来店時には必ず試してみたい。