ブーダン・ノワールとカスレ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

銀座のポンデュガールを久しぶりに訪れる。


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お目当ては嬉しき非常識なつぎ方のグラスワインとカスレである。
ついでに予想していなかったブーダン・ノワールも奇跡的に残っていたので、それもお願いする。
ヴァン・ムスーもシャルドネも女性スタッフは手慣れたものでトクトクと手早く普通に注ぎながら一杯になったらピタッと止める。


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いずれもてんこ盛りでシャルドネなんて表面張力で限界まで盛り上がっているため、口から迎えにいかないと明らかにこぼれてしまう。


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そうこうしているうちにブーダン・ノワールのソテーができあがる。


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変にクローブ臭くないし食べやすい。
表面はカリッとしていてアプリコのコンフィチュールとの相性もいい。
最後にこのお店の名物カスレのお出ましである。
味わい深い白インゲン豆の煮込みの上に大きな鶏モモ肉のコンフィと巨大な自家製ソーセージが鎮座している。


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繊細さではビストロ・ダルブルの方が個人的には好みだが、豪快さやフランス臭さの面では他店の追随を許さないだろう。
今回は若干の酸味やアクのようなワイルドさを感じたが、全く気にせず肉汁を滴らせながら巨大自家製ソーセージやコンフィにかぶりついたのである。


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気取らずたくさん飲みたくさん食べてフランス人になってしまいたい方はこのお店に来るべし。