足利元祖岡田のパンヂュウ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

パンジュウという食べ物がある。
北海道で食べたことがあったが、今は昔のように営業しているお店はほとんどないらしい。
そんな中、栃木県足利市にも大正時代からパンジュウを売っているお店があると聞いて探しに行った。
そのお店は足利学校の少し北の神社前にある簡易出店のようなところで営業していた。
たこ焼きを焼く穴よりもだいぶ大きな穴がある焼き台があって、そこで焼いたばかりの熱々を紙の袋に入れてくれる。
夫婦で焼いていて、店先には「元祖岡田のパンヂュウ」と書かれている。
その形状はやはり大きなたこ焼きで中にこし餡が入っていて、何とこれが一つ30円であった。
焼きたての熱々が美味しいと聞いていたので、近くの駐車場の車の中で早速パンジュウを食べてみた。


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皮は今川焼きのようなもので北海道で食べたパンジュウより皮が厚く、パリッとはしていない。
餡子はそれほど甘くはなく食べやすい。


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美味しいことは美味しいがやはり関東の味がした。
このパンジュウはきっと地元の方には郷愁を誘う食べ物であるのだろう。