ロブションのバターのような… | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

恵比寿のシャトーレストラン、ロブションを久しぶりに訪れる。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

その日は一階のラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブションで食事をした。

パープルの壁


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


カーテン等


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


内装が至極素敵である。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


最初にシャンパーニュ、ブルーノ・パイヤールをボトルで注文する。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


アミューズブッシュが出される。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


名前のようにそれほどびっくりするものではないが、出された野菜のムースはセンスのいい味わいでこれから迎える料理の期待感を増させる。


自家製パンと


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


上質なオリーブオイルが出される。

真ん中に落とされたバルサミコがお洒落である。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


前菜はフォアグラと鴨を濃縮したジュを沿えた子牛のパイ包みとソフトシェルにした。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


子牛のパイ包みは丁寧な作りで、濃縮された贅沢なジュが飛びきり美味しい。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


茸のフリカッセ・そば粉のガレット載せ・シャンピニオンのカプチーノ仕立てが次に出されたがこれも絶品だった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


そは粉のガレットに雰囲気があり、シャンピニオンの香りを纏ったクレームが香り高かった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


ワインはこの頃にジャック・フレデリック・ミュニエの造るニュイサンジョルジュのプルミエクリュ・クロ・ドゥ・ラ・マレシャルのボトルをお願いした。

仔羊の背肉のロティ・なめらかなポテトのピューレと田舎風サラダは、骨についた部分がもちろん一番美味しい。
かぶりついて喰うべしである。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


仔羊には封を開けていないムータル・ド・ディジョンが一瓶添えられてきた。
特選和牛バベットのソテー・季節の野菜添えは注文通りのいい焼き加減である。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


そして、嬉しいことにこの料理にも別皿で絶品ポテトのピューレが出されたではないか。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


これは単なるマッシュポテトではなく、さながら最上級のバターのように滑らかな嬉しきピューレなのであった。
私はロブションでこれがいつも一番楽しみである。
肉質も文句なしでまさに伝統的なヴァベッドステーキここにありという感じであった。
最後にデセールであるが、ロブションはいつもながらこのデセールのレベルが非常に高い。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


注文したのは、ピスターシュのムースと


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


ペッシュを使った特別なデセールである。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


何も言わないので、画面を見て味を想像してほしい。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景
ジャン=ピエールの霧の中の原風景


ちなみにこのパスタを茎に見立て菫のリキュールを使った花も食べられる。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


最後にマキアートや


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


お代わりとしてカプチーノをいただく。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

この辺のレベルは紅茶も含めて今ひとつであろうか。
ただし、全体的にはサービスも含めて充分な満足感を与える素晴らしいものであった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


また来たいと思わせるこういうレストランはそうそうあるものではない。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景