原宿のル・プレ・ヴェールでデシュネをとった。
シェフの腕とセンスはいいが、ホールスタッフのサービスをする者としての基本的なものの考え方がなっていなかったのが残念であった。
さて、料理は素晴らしい。
ワインの取り揃えや選択のセンスもいい。
クラシックなタイプのピノ・ノワールをグラスでもらう。
前菜はシャルキトリーの盛り合わせにする。
肉のパテ、太いソーセージ等どれもそこそこ美味しい。
蕪のスープはバルサミコを効かせすぎて少し酸味が煩わしい。
メインはハラミのステーキをア・ポアンでお願いした。
絶妙な焼き加減で肉汁の滴り落ちる上質なハラミステーキのおでましである。
文句なく美味しかった。
デセールは最初は赤い実とシソのスープ仕立てメロン添えである。
クランベリーとシソとの相性がことの外よく美味しくいただけた。
続いて濃厚なトリュフショコラのテリーヌのような皿が届く。
これはショコラ好きにはたまらない。
食後にやっと持ってこられたアイスコーヒーだが、遅れた原因をフランス人ギャルソンの言葉の理解不足と支配人らしき年配の男性は確認もせずしていた。
実際はある一人の日本人のギャルソンの怠慢だったのに…
こういうところを見てしまうと気持ちよくまた来たいと思えなくなるものである。