ブランケット・ヴォーとヴィレ・クレッセ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

数日間凄い腹痛で2日間何も食べていなかったが少しよくなった気がしたので、友人につき合ってもらって池袋ラ・フェットに流動食をとりに行った。
友人はスペシャルコースにして、私はアラカルトでカボチャのスープと本日の特別肉料理、ブランケット・ヴォーを頼んだ。
その日はたまたま週に一度ワインのボトルが半額になる日だったので、友人のリクエストに応え、美味しい白ワイン、ヴィレ・クレッセを注文した。


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私はほんの舐める程度いただくつもりで、残ったらボトルごと友人に持ちかえってもらうつもりだったのだが…


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コクと果実味、旨みとも抜群のこのワインがあまりに美味しくて友人を中心に全部飲み干してしまったのである。
さて、ポタージュ・ド・ポティロンが届けられる。


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ポタージュというよりも美味しい出汁でカボチャを溶いた感じのスープで見事であった。
これは美味しい。
二日ぶりの食事に夢中になる私であった。
こういうものが食べたかったのだ。
友人のフォアグラのサラダも美味しそうである。


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シャンパーニュヴィネガーにジュ・ド・フランボワーズを混ぜたようなドレッシングで林檎の千切りやフランボワーズやミルティーユのようなベリー類がサラダの中に散りばめられていた。
友人のメインは大カサゴのポアレのような料理だった。


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皮が見るからにカリカリで美味しそうである。
私のメインはブランケット・ド・ヴォーだが、食べようと思ったのはクリームソースのみである。
残りは友人に任せた。


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このブランケット・ド・ヴォーもたいへん美味しかった。
食べたのは主にソースである。
間違ったふりをして子牛やフランス式の本物のピラフも少しだけ食べたが…

友人のコースはスペシャルコースであるため、デザートは好きな種類を好きなだけ食べられるらしい。
友人はすでにお腹一杯であったので半分の五種類のデセールを少しずつ取り分けてもらっていた。


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オレンジのヴァバロワ、フランボワーズのレアチーズケーキ、紅茶とプラムのタルト、オランジュのソルベ、キャラメルのグラスである。


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もし元気なら絶対食べたかった洋梨の赤ワイン煮は友人の選出から漏れていた。
カッフェも紅茶も飲めず、ただ水を飲んで美味しそうなデセールを眺めていたと書きたいが、実は少しだけ軟らかそうなデセールのご相伴にあずかったのである。


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このスペシャルコース。
全快したら必ず食べてやる…と一人想う私であった。