長田本庄軒のぼっかけ焼きそば | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

生活停電の影響で遠回りして立川駅で電車から降り改札口を目指していたら、何やら美味しそうなものを売っているお店を見つけた。
焼きそば専門店長田本庄軒である。


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それも神戸長田のぼっかけ焼きそばではないか。
ぼっかけとは牛スジとコンニャクを煮込んだものが入れられた焼きそばでソースはどろソースのような独特のオリバーソースであった。
こんなマニアックなお店が東京立川駅の構内にあって、客が次から次に入って来て満席なのだから面白い。
さて、ぼっかけチーズオムソバのような魅力的なメニューもあったが、ここは長田の王道を守ってぼっかけ焼きそば温玉載せを頼んでみた。
できあがったばかりのぼっかけ焼きそばはいい香りがして見るからに美味しそうである。


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まずは、半熟温泉玉子をつぶさずにそのまま食べてみる。
麺は太めでシコシコとしていて、甘辛く濃いめのソースがしっかり絡んでいてたいそう美味しい。


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同じく甘辛く炊かれた一口大の牛スジコンもいい感じでこの場にとけあっている。
次に半熟玉子をつぶして溢れ出る黄身を麺にまぶし、絡ませて食べてみる。


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黄身のコクと甘みが口の中に広がり思わず笑みがこぼれる。


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阪神大震災からの復興の象徴、元気の源と個人的に感じられるぼっかけ焼きそばは、温かくてやはりいいものであった。