アンブレのヴァン・ジョーヌソース | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都錦市場内にある焼きカキ専門店大安の姉妹店となるビストロアンブレを訪れてみた。


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訪れたその日は凄く混んでいたにもかかわらずいつもメインで対応しているホールの女性スタッフが二人休みであったようだ。
生カキはあったが、貝類が品薄で、アワビの肝のブルゴーニュ風もムール貝の白ワイン蒸しも売り切れであった。
ワインは、シャンパーニュと白ワインを結果として頼んだ。
シャンパーニュはキャティア・ブリュで、コクがあって使っている葡萄の素性のよさを充分に感じさせてくれた。


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白ワインのル・ニ・ド・マ ミャスカセックは辛口ではあるがマスカットの香りがチャーミングな白ワインである。
シャンパーニュとともに、最初に生ガキを二個食べる。


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当然フレッシュで悪くないが、以前大安で食べた鳥羽産のものの方が肉厚で美味しかった。
白レバーのムースは滑らかでコクもあるがポワブルが多すぎて辛みが少し気になる。


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ブーダン・ノワールも生クリームを上手に効かせていて繊細な味わいだが、サルシッシャのような脂分のコマ切れが入っていたのがやや気になった。


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リ・ド・ヴォーのフリカッセ、ヴァン・ジョーヌソースはソースのできが出色で美味しかった。


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リ・ド・ヴォーの調理の仕方も丁寧で軟らかく上手に仕上げている。
シェフの料理のレベルは低くなく、料理そのものはそれほど悪くないのだが、サービスのレベルがかなり低く、このサービスが嫌で早々に店を出てしまった。
このサービスならこの店に二度と来たいとは思わない。