キュベのパテとタルタルステーキ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

気になっていた池袋のお店「キュベ」を昼に訪れた。
メニューを見るとタルタルステーキとあったので、メインはそれにしたのだが、タルタルステーキは生ではないらしい。
ハンバーグステーキらしくソース選ぶようになっていた。
ウーンと思いながら仕方なくグレーヴィーソースにした。
八丁味噌を入れた自慢のデミグラスソースらしい。
前菜もつけてみた。
前菜はフォアグラ入りの豚肩肉のテリーヌらしい。
テリーヌならばと赤ワインをグラスでお願いすることにした。
ワインリストを見るとビオワイン等に少しこだわりがあるようだ。
メニューを見てマルセル・ラピエールのガメイの赤ワインを選ぶ。


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この普通のヴァン・ド・ペイクラスの赤ワインは丁寧に作られ、コクも旨みもあって美味しかった。
テリーヌが届く。


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私には香草が効きすぎのように感じた。
最初から最後までそれが気になって肉の旨みがよく味わえない。


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肉も練り物としては熟成感が足りず、硬さが気になった。
サラダとしての野菜はたっぷりすぎるくらいの量だがビネグレットソースが野菜にきれいに馴染んでいない。
多少持て余し気味でゆっくりめに食べていたら、なんとメインのタルタルステーキが出てきてしまった。


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テリーヌとサラダを食べ終わった頃には余熱でポーチドエッグと肉に火が通ってしまっていた。
ポーチドエッグの中はすでに半熟ではなくなり、肉はウェルダムに近くなっていた。


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得意のグレーヴィーソースもあまり感心しなかったし、タルタルステーキですら肉の中の香草の香りが気になってうるさい。

結局は外れであったろうか。