隠れた上海料理の名店 新宿露露酒家の排骨飯 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

新宿三丁目末広亭の近くに面白そうな中国料理店があった。
外のメニューを見ると中国押豆腐の前菜や餃子が美味しそうである。
早速店内に入ってみる。
まず、中国押豆腐の前菜と老酒を頼んでみた。


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前菜の押豆腐は本格的に作られていて美味しい。


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味つけも品がよく揚州料理を思い出させる。
料理長の腕の確かさを感じさせる一皿であった。


餃子を二種類頼んでみた。
一つは水餃子でもう一つは黒豚餃子である。
水餃子は餡がしっとりとしていて皮も美味しい。


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黒豚のスペシャル餃子は具に相当こだわっている。
中から旨みがジワッと溢れ出る。


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美味しいではないか。
オーナーらしき方とお話したら、ご出身が上海だと言う。
葱油拌麺の話をしたら今度スペシャルなのを作ってくれると言う。
牛骨でスープをとるそうだ。


ご飯物が食べたかったので、メニューにはなかったが排骨飯をお願いした。
出てきた排骨飯を見て頬が緩む。
見るからに本物という感じで美味しそうである。


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一口食べてまた頬が緩み…
かなり美味しい。
排骨は豚肉の唐揚げである。
それに高菜と煮玉子が添えられている。


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大塚の世界飯店の焼鴨飯より味が繊細で味わい深いと感じた。

一緒についてきたスープも間に合わせではなく本物の味がする。


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本当は焼豚飯も食べたかったとつぶやいたら、なんとオーナーは焼豚を小皿に入れて持ってきてくれた。


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焼豚も本格的な昔ながらの作り方で当然美味しかった。


食後、オーナーとたまたま中国茶の話になった。
銀針岩茶や龍井茶が好きだと言ったら、オーナーは待ってなさいと言うやいなやお茶の用意を始めた。
なんとオーナーは中国茶の先生でもあったのだ。
本格的な作法でオーナーが選び抜いた龍井茶をサーブしてくれた。


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たいへん優しいお方でびっくりしてしまう。
こういうオーナーのお店の料理が美味しくないわけがない。
ちなみに料理の価格はたいへん良心的である。
お酒も飲んでこれだけ食べて2000円少しだったのであった。
人をもてなすということを知っている方のサービスは人を感動させる。
このお店露露酒家には本物があると思った。