こだわりドンナの酒の肴と月見親子丼 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

西武池袋線東長崎駅前にある洋風居酒屋ドンナの酒の肴は楽しい。
特に魚と鶏肉にこだわるマスターがその時どきの美味しいものを作ってくれる。

京都の生湯葉と千枚漬け


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くわいと子持ち昆布


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小田原まるうのかまぼことハタハタの自家製い寿司


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こんなのが普通のお通しに出される。


ある時の酒の肴はエボ鯛やハタハタや甘鯛の自家製一夜干し。


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ある時はものすごく活きのいいボタン海老のお造り。


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ある時は上等で新鮮なカワハギの刺身と


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その肝添えと


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ものすごい牡蠣。

この三点セットに鰤の刺身がついて800円くらいである。


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酒の肴いずれもが680円から高くて980円とは驚きである。


店内はアンテナやトレーシー・ソーンなどのアンニュイな女性ボーカルの曲やボサノバが流れている。
ドイツのアンデックスのヴァイスビールかその日お薦めの濃厚な日本酒を飲みながら、私は酒の肴に舌鼓を打つ。


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ある日驚くべき料理が目の前に出された。
的矢の生食用の牡蛎をアイレイモルト・タリスカーに漬け込みそれを洋風揚げにしたものである。


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潮の香りと旨みが凝縮されすこぶる美味しい。
イギリスの地元の人達の食べ方にヒントを得てマスターが考案したらしい。
素晴らしいセンスである。
タリスカーにもビールにもこの牡蛎はよく合う。

最後は月見親子丼で締めたい。
このお店のこだわりの肉と卵を使った親子丼は炭火の香りを纏った美味しさである。


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粉山椒ありますかと聞いたら、なんと生の山椒を砕いて持ってきてくれた。


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同じ価格帯でこのお店に勝てる専門店の親子丼を私はほとんど見たことがない。

昼なら普通の親子丼で580円、肉の量が増え黄身も載せられた月見親子丼が680円である。


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勝負できるのは京都の鳥岩楼の親子丼くらいだろうか。
温かく快いドンナという名の空間に今宵も身を委ねる私であった。