ルンルアンのプーパッポンガリー | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

新大久保駅からすぐにあるタイ料理店ルンルアンを訪れた。
今日の目的は渡り蟹のカレー炒め、プーパッポンガリーである。
前回来た時に売り切れだったので、元気な渡り蟹が豊富なこの時期に再訪してみたのである。
タイ風餅米であるカウニィオも当然お願いした。
その日はプーパッポンガリーのことしか頭になかったので他のものを頼む余裕もなかった。
足りなかったら他の店で違うものを食べようと思った。
今日はこの店のこれを食べようと訪れるのは確かに気持ちがいいものだ。
さてしばらくして料理ができあがった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

蟹の香りが立ち上ってくる。
いかにも見るからに美味しそうである。
中には渡り蟹の他にパブリカやセロリやタマネギが入っている。
それほど辛味は強くない。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


この料理は気の短い人には向かないだろう。
蟹はそのまま食べられる所が少ないのだ。
しゃぶるようにして食べなくてはいけないし、蟹の甲羅や足の欠片も多い。
実はしゃぶる時の蟹のエキスが何とも言えないのだが…
カウニィオも独特の容器から出してカレーソースにまぶして食べるとたまらない。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


日本の餅米のように甘くはなく独特の風味だが食べ慣れてくると癖になってしまう。
綺麗に蟹の殻を取り除き完食してしまった。
しばし言葉を失ってしまう程美味しかった。
蟹の殻が気にならない方にはお薦めである。
ちやみにこのお店はグリーンカレーやカオソイガイという麺類もすこぶる美味しいのだ。