渋谷ビストロ・ダルブル本店の絶品カスレ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

渋谷で映画を見た後、思いついて駅前ガード脇のビストロ・ダルブル本店に寄ってみた。
元々青山にあったビストロ・ダルブルはここではないが渋谷をルーツにしているらしい。
その想いをこめてここを本店と名乗っていると聞いた。
青山に20年以上あったビストロ・ダルブルは今は恵比寿に店を構えている。

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その恵比寿と同じレシピのカスレやパテがこのワインバーでも楽しめる。


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ただし店は異常に狭く1階は5人も座れば終わりである。
2階には行かなかったがどうなっているのだろう。
2階では団体が楽しそうなにしている声が聞こえた。
さて、パテとカスレには赤ワインを合わせたい。
グラスの赤ワインが2種類あったのでビオとカベルネ・ソーヴィニヨンのものを1杯ずつお願いした。


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まず、パテが届く。
レバーやペッパーが効いていてかなり美味しい。


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外側にラルドが巻かれているクラシックなタイプだ。食べやすいように切られている。
つけ合わせのケッパーのピクルスも心憎かった。


続いて、ビストロ・ダルブルの名物カスレの登場である。
鴨肉のコンフィ、ソーセージ、豚の頭肉、白インゲン豆などがしっかり煮込まれている。
本格的なカスレである。


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カスレは白インゲン豆の灰汁をしっかりとらないと独特の雑味がでる。
白インゲン豆缶詰の汁など入れているとすぐわかる。
この風味が好きな方もいるが…
私も嫌いではないが、鼻につき食べ飽きてしまう。
だがこのカスレには一切その雑味がないのだ。
すっきりとして肉の旨みがしっかりと味わえる。
素晴らしいカスレである。
私は感動してしまった。
あまり美味しいカスレを食べたことのない方は必食である。
落ち着いた雰囲気で食事を楽しまれたい場合は恵比寿のダルブルに、赤ワインをひっかけながら狭く雑多な雰囲気を味わいたい方はここ本店だろう。
ほぼ同じレベルのカスレが味わえる。

姉妹店新宿ルミネのカスレも美味しいが、シェフが違うのでレシピと味が若干違う。
私はこの渋谷本店のカスレの味は大好きである。