「予告犯」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  「予告犯」


これまた人気コミックの映画化。

これまたコミックの方は全く知らずに拝見しました。






ネット上に動画が投稿される。

新聞紙を頭にかぶった男が

「明日の予告を教えてやる。」と言って

食中毒を起こした会社など社会で問題を起こした人たちに

制裁を下すという犯行予告をするのだった。

そして実際にその予告通り犯行は行われ

それがまた動画で配信される。

サイバー犯罪対策課の捜査官が捜査をしていくうち

シンブンシたちは4人組であることがわかり・・・


というようなお話。



これは絶対に観たい作品だったので

前もっての情報入手は極力しないようにしていたのですが

それでもちらっと入ってきた情報は

“泣ける”ということ。

実際に観て、泣きました(笑)


これ、新聞紙を被った男が

世の中の悪に制裁を下すという

ダークヒーロー的なサスペンスで

かつ、その真の目的はさらに何かある、

そういう話を想像していました。


が!!

その内容はちょっと思っていたのとは違っていました。


いい意味で期待を裏切られました

期待通りの展開のものでも面白かったとは思いますが


この映画は

想像していたものより

とってもシリアスで、深く、そしてとても切ない哀しい物語でした。


現代社会の抱える哀しい現実を

非常によく描いた映画だったと思います。


最後の真の目的は

戸田恵梨香演じる捜査官が

「それだけで」と叫びますが

たしかに

そのためにそこまで・・・

と思ってしまうことでした。


でも逆にそのことがこの物語をより深いものにしたのかなと。


そして窪田正孝演じる青年が言う




「人は動くんです。どんな小さなことでも。

 それが誰かのためになるなら。」

この言葉が非常に胸に響きました。


そして

この窪田正孝もそうなんですが

(窪田正孝はほんとにいつでもいい味出してますね☆)


キャストの皆さん一人一人がほんとに良かったです。


シンブンシの4人

生田斗真、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々はもちろん!


特に

もともと彼の演技は好きなんですが

今回の荒川良々の演技にはあらためて感動しました。

「予告犯 映画 荒川良々」の画像検索結果

最後に荒川良々が笑いながら流す涙は最高でした!!


そして

もう一人、主な登場人物で、フィリピン人のヒョロを演じた





 福山康平!

この作品が映画デビューのようですが

そうは思えない素晴らしさでした。

日本人なのに、フィリピン人を見事に演じていて

彼の片言の日本語での最後のセリフに涙が出ました。



ということで!


一見ダークヒーローものかと思いきや

実は切ない物語という

これまでにないストーリー展開で

なかなか見応えがあり、

色々と考えさせられ、かなり満足できました!



ただ、ダークヒーローもので

かっこよく、爽快なアクションものを期待している人は

期待を裏切られると思いますので注意が必要です(°∀°)b



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