昨日、地上波初登場だった「容疑者Xの献身」
原作は東野圭吾でありまして。
私は小説を読んで初めて涙したのは、この「容疑者Xの献身」でした。
映画化されるにあたり当時はいろいろと賛否両論で。。。
容疑者Xである石神の役が、堤真一ではきれいすぎる。とかいろいろ言われてました。
実際、私も、映画を観るまでは、
それまでのテレビドラマのガリレオシリーズがけっこうユーモア感あふれる感じだったことから、
そのシリーズの延長として映画化されることに猛反対でした。
あの切なく哀しい物語を、
これまでのガリレオシリーズのように描かれては。。。
小説のよさが伝わらないのではないか。。。
って心配しておりました。
しかし!!
この映画のスタッフさん、キャストさんはそれを十分にわかってくれていたようです。
劇場で一度観た時も満足でしたが、
昨日、もう一度テレビで観ても泣けましたねぇ。。。
それも、
始めは反対されていた堤真一の演技がすばらしかったからではないでしょうか。
容疑者Xの石神の親友であった湯川教授が、
石神の犯罪に気づき、苦悩する姿、福山雅治もよかったですね。
この映画は、かなり原作に忠実だと思います。
原作を読んだ後に観てもがっかりしませんからかなりの出来だと思います。
それに比べて、
前回の「さまよう刃」はいったいなんだったんだ!!
と今回「容疑者Xの献身」を観て、また怒りがぶり返してきました(笑)
それにしても
東野圭吾は切ない物語にかけては天下一品ですね!!
本当にすばらしいです。