ナオミ・ワッツ主演のクライムサスペンス。
77年のフィラデルフィア。
ナオミ・ワッツ演じる主人公は、ヒッピーの教祖として崇拝されていたアイラ・アインホーンと恋に落ちる。
始めは優しかった彼が、次第に豹変していき、彼女は狂気の愛の餌食になるのであった。
なんとこの話、実話に基づいているらしい。
この映画がフィクションであっても気持ち悪いのに、ノンフィクションとくれば、気持ち悪さはいっそう強くなる。
しかも、この犯人、いまだに自由の身らしい。
このアイラという男を演じている男が、また実に気持ち悪い。
いくら教祖として崇められているのかしれないが、
どう見ても一目ぼれするような男ではないだろう。
目を覚ませ。。。ナオミ・ワッツ。。。
といいたくなる。
実際にもこんな男っているんだろうねぇ。
といいたくなるが、実話なのだ。いるんだろうではなく、いるのである。
ということで、改め、
世の中にはこんな男が“いっぱい”いるんだろう。
実際、今ニュースでも騒がれている監禁男や、以前にあったご主人様と呼ばせていた男、
数々の信者に手を出した宗教の教祖などなど。
世の中には、言葉巧みに近寄ってきて、捕まえたら逃さない蜘蛛のような男がいっぱいいるという恐ろしさをつくづく感じた。
この世の中には、こんな男たちの張った蜘蛛の巣が数多く存在している。
気づかず引っかからないように気をつけましょう。
なぜか、こんな男たちは、女たちを虜にしてしまうワザをもっているようです。
虜になったあとで、彼らの本性に気づいても、時すでに遅しです。
本当に危ないです。
ということで、
いつの間にか、映画の評価というよりも、世の中の危険について語ってしまいましたが。。。
肝心なこの映画の感想は。。。
はっきりいって面白くないです。
劇場公開されていない作品なので仕方のないという点もあるかもしれないが、
B級感が漂いすぎていて、画像も荒いし、作りもうまくない。
ただ、こんな事件があったのか、ということを知ることができるというだけのものである。
暇つぶしにしても少々キツイ一本ではないだろうか。