「テキサス・チェーンソー」とかなり似たこのチラシ。
ホラー好きなら気になって仕方なくなる作品であること間違いない。
だって!あの「テキサス・チェーンソー」と同じ!マイケル・ベイ製作なのだからぁぁぁ!!
ここ数年、ホラー映画を数多く観漁っている私であるが、
「テキサス・チェーンソー」を観てからというもの、観漁る動機に変化が起きた。
「テキサス・チェーンソー」を超える映画に出逢えるかどうか。
これまで数多くのホラーを観てきたが、始終恐怖に震え上がらさせられた作品は、この「テキサス・チェーンソー」しか存在しない。
それからというもの、超える作品に出逢いたいと思いながらも、また超えることはできなかったな。と思わされて劇場を後にする日々が続いている。
そんな中、その「テキサス・チェーンソー」を手がけたマイケル・ベイ製作の「悪魔の棲む家」が公開になるという。全米でもヒットを飛ばしていたこの作品にかなりの期待が高まった。
しかし、観る前に、ふと、悲しいかな気づいてしまったことがあった。
それは“指定”である。「テキサス・チェーンソー」は“R指定”であったのに対し、この作品は“PG指定”である。
ということは、それほど恐くないということであろう。と少々期待が薄れながらも劇場へ。
結果。。。
やはりこの作品は、ホラーが好きで、死ぬほど恐い思いがしたい!!と望んでいる人にはあまりオススメできない作品であった。そんな人はかなりの物足りなさを感じてしまうだろう。
よって、この映画は、
“ホラー初級者向け、けっこう恐い映画”である。
なぜ、この映画が「テキサス・チェーンソー」を超えられないのか?
それは絶対に不可能な根本的な原因があるように思う。
「テキサス・チェーンソー」は殺人鬼ものであるので、追い詰められる危機感、恐怖感に襲われる。
しかし、この「悪魔の棲む家」のような幽霊ものは、幽霊なので、出てきた時にビックリするという、その場限りの恐怖しか味わうことができない。幽霊に殺されたりという恐怖もあるが、殺人鬼ものに比べるとその恐怖は断然小さくなる。
ということで、今回も「テキサス・チェーンソー」を超える恐怖を味わうことはできず落胆して劇場を後にした。
しかし、主人公演じるライアン・レイノルズの肉体の美しさには満足できる一本であった(笑)
彼らもそれを意識していたのか、過剰なまでに露出される彼の裸体には笑いがでたが。